軍人勅諭は、明治15年に明治天皇より下詔された詔勅。
大日本帝国陸海軍軍人の心構えついて書かれている。
概要
大元帥たる天皇が全ての軍人の統帥権を保持するという宣言に始まり、忠節を尽くすこと、礼儀を正しくすること、武勇を尚ぶこと、信義を重んずること、質素を旨とすることが説かれ、これらを忠実に遵守するよう命ずる文で結ばれている。
原文は総字数2700字にも及ぶ長文であるが、大日本帝国陸軍においては将官から一兵卒に至るまでこれを暗唱出来なければならなかった。
一方で海軍では、その内容や精神性について理解を深めることが重要視され、必ずしも全文を暗記する必要は無かった。
男塾三訓の元ネタと思われる。