概要
初出はラヴクラフトが1936年に発表した小説『闇をさまようもの』
数億年前、暗黒の星と呼ばれる惑星ユゴスで作られた小さな箱の中に収められた黒光りして赤い線が走る多面結晶体型の宝石。金属でできた帯と奇妙な形をした7つの支柱によって、箱の中に吊り下げられている。箱は不均整な形状をしており、異形の生物を象った奇怪な装飾が施されている。
宝石をじっと凝視すると、心に異界の光景が浮かび上がってくる。
正体は星の智慧派が崇拝した「闇をさまようもの」ことニャルラトホテプを召喚する道具である。
地球にやってきてからは、所有者を転々とし19世紀にエジプトの遺跡で発掘され、プロヴィデンスのフェデラル・ヒルの町にて新興宗教「星の智慧派」の神体となった。