迷歯類
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めいしるい
絶滅した両生類のグループ。迷歯亜綱とも。
もっとも原始的な両生類(および一部の肉鰭類を含む)のグループで、デボン紀後期〜白亜紀前期にかけて生息していた息の長い連中。歯の表面に複雑な溝があり、断面が迷路のように入り組んだ形状になることからこう呼ばれる。
ちなみにこの歯は肉鰭類から受け継がれた形質。
パンデリクティスやティクターリクといった、肉鰭類の中でも特に両生類に近い仲間を起源とし、アカントステガやイクチオステガ(イクチオステガ目)を生じ、ペルム紀のラキトム目、三畳紀の巨大型の全椎目となっていったと考えられている。
しかし系統的にはかなり遠縁な連中がまとめられていることから、下位分類としてイクチオステガ目・ラキトム目・全椎目と3つに分けられる。
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