ネタバレに関する注意
本記事には東方Projectの書籍作品『東方茨歌仙』のエピソードに関するネタバレが含まれます。
ネタバレを望まれない方は本記事の以下の項目はご覧にならず、本ページから移動してください。
概要
東方Projectの書籍作品『東方茨歌仙』に登場するキャラクター。
人間の里に住む高齢の男性で、職漁師。
運松翁(うんしょうおう。「運松じいさん」といったニュアンス)とも呼ばれる。
とある経緯で腕に大きな怪我を負った霧雨魔理沙が人里を歩いていた際、運松の自宅(運松庵)の前の人の集まりを目にした。魔理沙がその様子を覗くと運松が怪我人を治して見せている最中であり、その怪我の様子から周りの群衆に魔理沙が運松の手元まで押されると、運松は魔理沙の傷口にとある薬を塗り込み、その傷をたちまち治癒した。
この薬について運松は魔理沙らには語らなかったが、後に茨木華扇に語ったところによればこれは「 河童の秘薬 」であり、「河童の秘薬」とは、「 河童が腕を切られた時に生み出される 」ものである。
運松は以前に川で箱に納められた「河童の腕」(品書き付き)を拾い、後日河童(通称・モブ河童。この際の回想場面で描かれているのはおかっぱのモブ河童の一人)がこれの返却を求めて運松の元を訪ねた。
当初こそ河童を追い払っていたが、やがて河童側から交渉が持ちかけられ、その際の交渉によって、運松は「河童の腕」と引き換えに「河童の秘薬」を手に入れたのである。
なお運松はこの「河童の腕」が本当に「河童の腕」であったかどうかは分からない、ともしている。ただし河童が秘薬と引き換えにしてでも回収する様子を見るに、この「河童の腕」は河童側には大変重要または価値のあるものの様子である。
性格
経験を積んだ年配者らしい余裕のある物腰の柔らかい性格で、飄々としたのんびりとした様子が多々見られる。それと同時に鋭い感性で以て他者の動きや心理を洞察する一面もみられ、得に物事の察知に関してはかなり敏感であるようで、その鋭敏さと年齢を重ねたもの特有の静かな迫力には華扇もひと時気圧されている。
この他、職漁師として魚という種への経験的理解も備え、それは自身の漁に対する哲学となってあらわれている。その漁の腕前の巧みさについて、その漁の様子をしばし見ていた華扇は「 魚の方から喜んで飛び込んでくるみたい 」との感想を語っている。
その他
後日開かれた博麗神社での宴会で華扇は川魚を提供している。
この川魚は職漁師に頼んだものであると語られており、前後の文脈から運松によるものの可能性もある。
なおこの魚は十六夜咲夜によってさばかれ、見事なお造りとなった様子である。
関連タグ
pixivでは、「運松」と「運松翁」の双方のタグが用いられている。