概要
じん(自然の敵P)によるカゲロウプロジェクトのキャラクター、九ノ瀬遥と榎本貴音のカップリング。
コノハ、エネの生前の姿でもあり、そちらはコノエネと呼ばれている。
共に病気持ちで、養護学級に通っている二人きりのクラスメイト。
カゲロウデイズⅡ-a_headphone_actor-にて二人の日常が書かれている。
見ている側もほっこりしてしまうこの二人だが、最後には切なく引き裂かれてしまう。
またじん氏曰く、「水と油という様な感じがするのですが、上手いこと絡み合ってくれる良い二人だなぁと思っています」とのこと。カゲロウプロジェクトにおいても分かりやすく青春しているらしい。
「―遥、大好き」
カゲロウデイズⅡ-a_headphone_actor-において、些細な意地のせいで貴音は遥が発作で倒れた事に気付くのが遅れてしまった。遥は病院に搬送されたが、貴音は自分は遥に嫌われてしまったのではないかと落ち込み、自分は遥に合わせる顔がないと思い、意識の戻らない遥のことを担任のケンジロウに任せ遥の荷物を取りに学校に戻った。そこで会ったアヤノの言葉でようやく自分の中の遥への気持ちを自覚し、遥の意識が戻ったらその一言を伝えようと駆け出す。
しかし無情にも貴音に発作が襲いかかる。廊下で倒れ自分の意思とは無関係に深い眠りに入っていく中、貴音は病院に残っていた筈のケンジロウの姿を見る。しかし最早目が開けられなくなり、貴音は遥に伝えられなかった、たった一言の言葉を思い浮かべた。
次に目を覚ました時、貴音も遥も既に人間ではなくなっていた…。
「―会いたいよ、貴音」
小説6巻では遥が主役となり、彼の視点から小説2巻の出来事が語られている。
遥もまた貴音のことは「友達」と言えば違和感を抱いていたようで、貴音に対して好意を抱いていたことを薄々自覚していた。しかし、彼の持病は高校2年生の時点で自分の命を奪うことが定められており、貴音に想いを伝えても意味がないと諦めていたのだった。
そして医師の宣言通り、彼は高校2年生の夏に病気の発作で死亡した。その際、8月15日に死ぬように仕向けていたケンジロウの誘導によって、カゲロウデイズに干渉し「目を醒ます能力」を得た。
しかし遥の精神がコノハとなった体を拒絶した為、遥の精神はカゲロウデイズに残されてしまう。その絶望に包まれながら、遥は大切な人の事を想いこう呟いた。
現実世界でのコノハが見聞きしたことは、カゲロウデイズにいる遥にも伝わっていた。
そのコノハが見た最初の光景は、ケンジロウに殺された貴音の姿だった…。
その他
【小説発売記念】カゲロウデイズⅡ-a headphone actor-【告知】PV
2012年09月29日22時41分にて、ニコニコ動画に公式で投稿されたのがこの告知PV。
遥貴動画と言っても過言ではないほどの内容。