概要
落ちついた雰囲気のあり、孤立した桐山零を温かく受け入れる包容力のある好人物である。
cv:うえだゆうじ、実写映画には登場しない。
私立駒橋高校3年、一年遅れて入学した零とは同年齢である。3人の仲間と「科学部」に入っていたが、上級生の卒業後、彼を含めて4人になり「科学同好会」に格下げ、同好会会長に就任する。
そのような状況を気にすることもなく、4人は「物事はすべて科学で説明できる」との信念のもと研究に没頭していくが、4人ともそれだけにとどまらない柔軟な思考をもった人物でもある。
そんなおり、将棋に没頭する高校生プロ棋士・桐山零が校内で孤立していくのを心配する教師の林田高志が「科学同好会」に目をつけ、部に昇格できる利害が一致していることもあって、零を無理やり入部させ、「将棋科学部」に改称、林田は顧問に就任した。
零を温かく迎え入れた野口たちは、前述の「物事はすべて科学で説明できる」との信念をもって将棋の勉強をしていくが、定石どおりにいかない将棋の奥深さを知り、将棋の研究も深めていくこととなる。
特筆すべきは彼の容姿と性格である。
著名な医学者がモデルということもあって、メガネをかけているうえ口髭をたくわえていることから、どうみても40代にしか見えない。
そのうえ、性格も老成していて、笑顔を絶やさず、年上の川本あかりにも高校の先生とまちがわれるありさまとなっている。
彼らの卒業後、「科学将棋部」には将棋好きな校長・教頭らが「タダでプロ棋士に将棋が教えてもらえる」と入部、一般生徒が入りにくい部へと変貌している。