銀河英雄伝説外伝黄金の翼

ぎんがえいゆうでんせつがいでんおうごんおつばさ

『銀河英雄伝説』の外伝の一つ

あの二人はまるで　夢の中に現れた　黄金の翼を持つ天使のようだ

あの日出会った　黄金の翼を持つ天使の一人は　今その翼を大きく広げて　果てしない宇宙へ羽ばたこうとしていた

概要

『銀河英雄伝説外伝 黄金の翼』とは、田中芳樹のSF小説『銀河英雄伝説』の外伝の一つ。

本伝で描かれなかった第五次イゼルローン要塞攻防戦を主軸にした物語。

初出は道原かつみが1986年に描いた漫画作品で、小説のコミカライズではなく田中芳樹が漫画用に原作として書き下ろした物語であるため、後に小説版が発売されてはいるが起点は漫画作品である。

1988年から続くアニメ版に先駆けて登場人物を初めて視覚化した作品として、初期のファンから強い支持を受けている。

1992年に「黄金の翼」がOVAとしてアニメ化、劇場公開された際に「道原コミック版のアニメ化」を希望した田中芳樹の意向を反映してキャラデザやメカデザ、さらに声優までも他のアニメシリーズと全く異なる物に変更され、新旧ファンの激しい対立を生んだ。