概要
姫路城の天守閣に住まう妖怪、刑部姫『おさかべひめ』を表す名前の一種。
刑部姫には親記事にもあるとおり、小刑部姫、小坂部姫、越坂部姫などその存在を表す名が数多くある。
その中でも、妖怪絵師としても有名な鳥山石燕が表した「長壁」と言う名は、蝙蝠を従えた老婆の姿とも相まって知名度は特に高い。
『おさかべひめ』を表す名が多い要因としては、初期の伝承では名前を持たない「城ばけ物」であった故であろうか。
基本的には『おさかべひめ』の読みとなる漢字表記に関してはどれでも正しいと言う認識で大丈夫なので、どの様な漢字を使うかは各々の好みの問題となる。
ゲゲゲの鬼太郎の長壁姫
※イラスト右の女性
CV:勝生真沙子
5期に登場した女性妖怪。亀姫と並んで強大な妖力を持つ姫妖怪。亀姫とは遊び友達にしてライバル同士であり、二百年に一度に互いの妖力を見せつける『雅比べ(いわゆる見栄比べ)』を楽しんでいる。
亀姫同様気ままで見栄っ張りだが、鬼太郎の願いを聞いて人間を巻き込んだりむやみに命を奪うことはしないと約束するなど、度量は深い(その後で鬼太郎を亀姫との遊びに巻き込んではいたが)。
作中では200年前の雅比べにて島1つ消し飛ばしたと亀姫が語っており、その時は亀姫自身も負けを認めていた。
今回は竜巻の術で姫路城の天守閣を竜巻に乗せ、もう1つアクセントを付けるため琵琶湖の水を巻き込んだ(この時、亀姫の城にビルを建てる際に出鱈目な方法を社長に吹き込んだねずみ男が、花見していたところを巻き込まれている)。そして、亀姫の元に向かう際に、進行方向にある街や人間たちに被害をもたらした。
亀姫の人魂のイルミネーションとぶつかるが、仲間たちと力を合わせた鬼太郎の霊毛ちゃんちゃんこに止められ、自分たちに意見する鬼太郎を気に入り、雅比べの騒動を止めるようになった。
……鬼太郎を亀姫との遊びに付き合うことを条件に。
後に亀姫と一緒に妖怪四十七士に覚醒する。
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