概要
関西大学千里山キャンパス、関西大学第一中学校・高等学校、関西大学幼稚園の最寄り駅。
日本で最も駅名が変更された回数が多い駅として知られる。当駅のルーツは1921年10月26日に北大阪電気鉄道の豊津駅 - 千里山駅間延伸と同時に開業した花壇前駅(かだんまええき)と、1922年4月17日に花壇前 - 千里山間に開業した大学前駅(だいがくまええき)の2つである。位置関係は以下の通り。
- 豊津駅 - 花壇前駅 - 大学前駅 - 千里山駅
花壇前駅は北大阪電気鉄道(のちに新京阪鉄道に譲渡し京阪電気鉄道株式会社に合併)が1921年9月に開いた千里山花壇(のちに千里山遊園となる)の最寄り駅としてにぎわった。1938年9月15日に花壇前駅は千里山遊園駅(せんりやまゆうえんえき)に改称。戦時中の1943年12月1日には施設名に合わせて千里山厚生園駅(せんりやまこうせいえんえき)に改称、戦後の1946年4月7日には千里山遊園駅に戻した。1950年5月31日をもって千里山遊園の営業が終わり、その跡地に女子学院を開く計画が持ち上がったため、同年8月1日に女子学院前駅(じょしがくいんまええき)に改称したが、計画が立ち消えとなり、翌年4月1日に花壇町駅(かだんちょうえき)に改称。遊園地の跡地には関西大学第一中学校・高等学校が大阪市北区天神橋筋六丁目(現・天神橋六丁目)から移転した。そして1964年4月10日、駅間距離の短い花壇町駅と大学前駅が廃止され、そのほぼ中間に関大前駅が開業した。
駅構造
相対式ホーム2面2線を持つ地上駅。南北両側の地下に1か所ずつ改札口があり、東西双方に出ることができる。南側の改札はホームと改札、東西双方の出入口と改札をそれぞれ結ぶエレベーターが設置されている。
実際のホームにはのりば番号は表示されていないが、スマートフォンアプリ「阪急沿線ナビ TOKKアプリ」の発車案内機能では北千里行きが1号線、梅田・天下茶屋方面行きが2号線となっている。
利用状況
- 2019年(令和元年)度の1日平均乗降人員は40,302人である(大阪府統計書より)。
利用状況比較表
年度 | 乗降人員 |
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2008年(平成20年)度 | 39,879人 |
2009年(平成21年)度 | 38,863人 |
2010年(平成22年)度 | 38,029人 |
2011年(平成23年)度 | 33,850人 |
2012年(平成24年)度 | 33,790人 |
2013年(平成25年)度 | 34,558人 |
2014年(平成26年)度 | 34,858人 |
2015年(平成27年)度 | 35,272人 |
2016年(平成28年)度 | 38,403人 |
2017年(平成29年)度 | 37,939人 |
2018年(平成30年)度 | 35,691人 |
2019年(令和元年)度 | 40,302人 |