概要
CV:かわのをとや
警視庁刑事部参事官付の巡査で、薬師寺涼子の部下。29歳。
大柄な体格と強面からその筋の人と間違われがちで、事実作中では度々捜査四課(マル暴)の手伝いに駆り出されており、小説第4巻「クレオパトラの葬送」では泉田から「あの体躯・強面にスーツでサングラスと、まったくもって休暇中のマフィアにしか見えない」と評されている。
ただし、本人はとても温厚で善良で職務に忠実な好漢。(マル暴の手伝いに行った際、女性をひどい目に遭わせていたやくざを叩きのめしたり、休日には教会でボランティアしたり、奉職して初めての給料で祖母を温泉旅行に連れていったり)
アニメ版では臆病な感じに描写されていたが、原作だと怪奇現象や怪生物に遭遇しても、それほどパニックにはならない為、現実処理能力は高く、肝は据わっていると思われる。
涼子の指示で捜査に当たる場合は、警部である丸岡とコンビを組むことが多い。
名前の由来は(本人含め)両親が敬虔なクリスチャンらしく『アヴェ・マリア』から。
涼子からは「マリちゃん」、泉田からは「阿部君」と呼ばれる。
泉田とは対照的に足の沢山ある生き物(ありていに言えば昆虫)が苦手だが、とある事件の際、警視庁内にムカデが大量発生した時は泉田とともに冷静に対処していた。
その際泉田に「足の多い生き物は苦手だったんじゃないのか?」と聞かれ、「数えられるうちはダメなんですが、ムカデくらい(の足の数)になるともうどうでもよくなりまして・・・」と苦笑いで答えている。