概要
「walker」とは「ご注文はうさぎですか?」劇中の情報誌である。
舞台となる木組みの街に関する情報が掲載されており、喫茶店・飲食店も多く紹介されていた。
劇中で、千夜の元へ取材の記者が赴き、「甘兎庵」の紹介記事を掲載していた(なお、同じ号の誌面には、フルールも紹介されていた。そちらの方が大きく紹介されていたために、千夜はショックを受けていた)。
この雑誌の取材が来ない事を、チノは当初気にしていた。しかし後日に取材され、次の号にはラビットハウスの事も掲載・紹介されていた。
その際には、見開きで掲載。リゼ、ココア、チノの三人も「三姉妹」として紹介されており「(姉妹にしては)あまり似てないなあ」と記事内で書かれていた。
また、喫茶店とともにバータイム営業の事も記載されていたが、そちらの方が扱いが大きく、ティッピーが渋い表情を浮かべていた。
記事
- Street Snap
街で見かけた美女・美少女を、スナップ写真で紹介。リゼが紹介されていた。
- TAKE OUT BAKERY
パン屋を紹介する連載記事らしい。「出張版」として、ココアの実家「ベーカリー保登」が紹介されていた。
※上記記事は、一ページ上下に掲載されていた。リゼの写真が載っているこのページを、千夜は切り取り、欲しがっていたシャロへと譲った。
しかしその裏は「筋肉執事喫茶」の広告ページだったため、リゼはちょっと勘違いした。
- 「青山ブルーマウンテンの、青山はらぺこグルメマウンテン」
青山ブルーマウンテンが、ライターとして執筆している連載記事。彼女が町中のあちこちの喫茶店・飲食店に赴き、紹介する記事らしい。劇中に出てきたのは「CAFE WF」というブルーハーブ専門店と、柔らかいチョコケーキを出す店「Kitchen KINEMA」に関する記事だった(後述)。
雑誌内で紹介されていた店舗
下記の店が、雑誌内で掲載されていた(原作コミック内では不明だったが、アニメ二期1羽ではいくつか店名と記事が確認できる)。
以下、店名とそのキャッチコピー。そして店舗の説明。
- Haiiiganstaim patissier
「ここが天国か」
ストリートから一本逸れた場所に、ひっそり佇む喫茶店。
ケーキとチョコレートがメイン。主張し過ぎない色や形のケーキは、家でのティータイムにテイクアウトする者も多い。
常連客が店員と長話する事もしばしば。(雑誌記者が)取材で初めて行った後も、プライベートで二度立ち寄り、三度とも接客してくれた兄ちゃんと意気投合、先日はコーヒー一杯で三時間居座り、どうしようもない人生相談を繰り広げてしまった。
(二度も来てしまったのは、最初の取材時に別テーブルを接客していた美人のお姉さんが忘れられなかったかららしい)
人気ナンバーワンは、ホワイトチョコとのハートケーキ。
雑誌一押しは、新作ホイップモカケーキ。これらは、写真も一緒に掲載されていた。
- CAFE Neagal
「シンプルイズベスト」
すがすがしいほどの、シンプルな朝食を出す店。
一番人気の朝食セットは、食パン3枚とダブル目玉焼きセット。小さく狭い店だが、何故か人気が絶えず、パンは「わ!小麦!って感じの味のパン」との事。
目玉焼きは、その時々によって固焼きだったりほぼ生だったり、らしい。
画面では見切られていたが、パンには市販のジャムが添えられている。
- Patisserie C:Meyer
「人気不動の老舗」
この街を代表する老舗パティスリー。100年の歴史を誇る。
大通りに店舗があり、気軽に立ち寄れる。観光客にも人気。
愛想は良いとは言えないが、歴史を誇る老舗であり、伝統の味でチェーン店に対抗している。
今期の新作は「苺とベリーのムース」
定番人気は、「レモンとオレンジのムースタルト」。
及び「オペラ」も人気で、メディアにも取り上げられている。
※ちなみにここで言われる「オペラ」とは、フランス発祥のケーキの事(リンク先の記事参照)。
12時までの朝食セットが、ゆっくりガッツリ食べる人におすすめ。
お昼時はいつも混雑し満席。ケーキも、3時までには売り切れてしまうほど人気がある。
※上記3店は、見開きで甘兎庵と同じページに掲載。
- A/B-Shrimp-
エビ専門店。
「大きすぎる皿と小さなエビがテレビで紹介され、一気に話題に」なった店。
テレビで紹介され話題になったメニューが「エビ3点盛り」。
「店主自ら市場に出向き、選び抜いたエビのみをひとつひとつボイルし、大きすぎる皿に乗せた逸品」との事。
その料理の写真は「大きめの皿の中心に、小さなエビが三尾、載せられている」というもの。味付けも塩のみ。
また、注文して出てくるまで30分近くかかったため、記者はなぜそんなに時間がかかったのか、疑問を覚えていた。
※フルールの隣りのページに掲載。
- CAFE WF
「青山ブルーマウンテンの、青山はらぺこグルメマウンテン」連載189回に掲載。
話題のブルーハーブ専門店らしく、メニューに、「とっても固いブラウニー」がある。
「固い!おいしい!固い! 固くて涙が出ました」とのこと。
- Kitchen KINEMA
上記同連載記事に、一緒に掲載。
こちらには、「やわらかパンケーキ」と「チョコケーキ」がメニューにある。
上記の店のブラウニーと異なり、こちらは柔らかすぎるため、店内はおじいちゃんで溢れていました、とのこと。
その他雑誌
木組みの町には、この「walker」以外にも多くの雑誌が(当然ながら)存在している。
- 「絶対難解クロスワード」
四巻登場。キャンプに赴く際にチノが持ち込もうとしていたが、ココアに取り上げられた。
- 「食の器」
五巻登場。月刊誌。シャロが自宅で愛読していた。
- 「KIKUMI WALKING」
六巻登場。青山ブルーマウンテンの担当、真手凛の取材により、ラビットハウスの宣伝記事が掲載された。そのため、ラビットハウスに行列ができた。
- 「世界のカフェ」
七巻登場。世界各国の喫茶店に関する雑誌と思われる。
- 「小説夢想」
七巻登場。文芸誌らしい。青山ブルーマウンテンの新作「怪盗ラパンvs大泥棒イナバ」の広告が打たれていた。
- 「The Best Travel」
七巻登場。旅行雑誌(あるいはパンフレット)。
- 「Hashiro Best Trip」「Rabbi-RIP」
八巻登場。雑誌でなくトラベルガイドブックらしい。
- 「PAN PAKA PAN」
八巻登場。ベーカリー専門誌。ベーカリー保登も掲載され、モカの写真が一ページに大きく載っていた。