以下、記事内容にネタバレを含みます。
概要
青八木は片目が隠れるほど前髪が長い茶髪(原作では後に金髪になる)で、ジト目気味である。無口でほとんど喋らない。手嶋はやや長髪のパーマ頭が特徴であり、自転車の才能はいまひとつだが頭のよく回る策士なところがある。
共に総北高校に通う二年生として登場し、インターハイ出場をかけて坂道たち一年生の前に立ちはだかった。一年目のインターハイではサポート役に準じていたが、手嶋が主将・青八木が副主将を引き継いで以降はチームを率いるメインキャラクターとして活躍することとなる。
初登場時は脚質が不明(公式ファンブックではオールラウンダー表記)であったが、青八木は田所の指導の下でスプリンターとしての才能を開花させ、手嶋は巻島の助言に従いクライマーへと転向した。
81巻で高校を卒業し、現在は大学生となっているがそれぞれの進路は未だ明らかになっていない。
当初はお互い名字で呼び合っていたが、世代交代したあたりから青八木は「純太」と呼ぶようになった。元々口数の少ないキャラクターなこともあり、いつから名前で呼び始めたのか正確な時期は不明だが、原作者によれば今後スペアバイクで描かれる予定とのこと(トークイベント『T2ナイト』での発言)。手嶋もインターハイ中のここぞという場面で何度か「一」と呼んでいる。
チーム2人として三年間共に支え合い走ってきた2人の絆の深さは、作中で幾度となく描写されている。
話下手で内気な性格のため、中学まで一人で過ごしてきた青八木にとって、初めての親友である手嶋への思いは強く、「純太がビジョンを見せてくれるからまっすぐ進める」「純太が明るく笑ってくれるから心が救われる」と独白している。公式ファンブックには「(最近嬉しかったことは)インターハイでストレートツインで走れて純太が喜んでいたこと」「お店で服を選ぶ時いつも、純太はこっちがいいって言うだろうな、と想像してニヤついている」と書かれてしまうほどのベタ惚れ具合であり、スペアバイク11巻において福富とにらめっこ対決を行った際には、青八木が頬を染めながら「純太の表情はくるくる変わっていつ見ても飽きない」と言い放つ一幕も。
一方の手嶋も、青八木との出会いが諦めようとしていた自転車を再び志すきっかけとなっており、以降窮地に陥るたびに助けてくれる青八木の存在を何よりも心強く思っている。一度チームを離れた青八木が鏑木を連れて再び合流したシーンでは、まだチーム2人としてインターハイを走れる喜びに涙を流すほどであった。それ故、青八木が膝を負傷した際には無意識のうちに彼に依存していた事を自覚し、苦悩する様子が描かれた。また、テレビアニメ1期のCパートでは青八木が一切言葉を発さずとも彼の言わんとすることを完璧に理解するエスパーぶりを発揮しており、この設定を取り入れた二次創作も多数投稿されている(原作にはそのような描写はない)。
2人がインターハイに出場した際のゼッケン番号から、ファンの間では4月5日が「青手の日」とされており、PixivやTwitter等にお祝い作品が投稿されている。
「本っ当 助かったよ 青八木」
「………」
「おまえが もしいなかったらと思うと――」
「心配するな 前にも言った オレはいつも側にいる」