風車小屋
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ふうしゃごや
高い建物などに羽根車を取り付けたもの。風のエネルギーを動力に変換し、建物の中で作業に用いた。
風のエネルギーを動力に変換して、パワーの要る作業に充てるための装置。
農作業用として製粉に用いられてきた。また灌漑や揚水ポンプの目的でも使われている。
現代では製粉・揚水としての機能は電力ポンプに譲ったが、発電用として新たな日の目を見ることになる。
ちなみに、大抵の人は風車と言われてオランダを連想する程にオランダに風車が多いのは、
・伝統的に農業の盛んな土地柄である(製粉用の動力需要が高い)
・干拓でできた土地の標高が低く水に浸かりやすいため、排水に必要。
・土地が平らなので水車では製粉に必要なパワーを生み出せない(水の流れのエネルギーをパワーに変換するので平地だとその流れが少ない)
・一年を通して風があり、風向も一定である
といった条件を満たしているからである。
パリ(フランス)のモンマルトルの丘は元々風車小屋が立ち並ぶ郊外の村だったが、市街地の拡大により芸術家の集まる街に変わった。
モンマルトルを代表する観光スポット、「ムーラン・ルージュ」は『赤い風車』の意で、19世紀半ば頃までは風車で挽いた粉で作ったガレットを売っており、酒類も提供するようになり、ダンスホールを経てキャバレーになった。
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