「……ああ? 心の準備だぁ?」
「こちとら何も分からず連れてこられて知らない間に巻き込まれてんだ……」
「人生いつも突然ぶっつけ本番なんだよ!!」
「わかったよ やってやらああ!!」
解説
不良として恐れられていた男子生徒。
「風間一派」と呼ばれる不良グループのリーダー格だったのだが、柴崎芦花らゲーム製作部(仮)に関わってしまったがため、無理矢理ゲーム製作部(仮)の部員となってしまい、毎回騒動に巻き込まれることになる。
プロフィール
人物像
主にツッコミ担当で作中では数少ない常識人でもある。
口調は荒っぽい(特にツッコミ時は声量も上がる)ものの、結構面倒見がよく比較的良心的な性格。負けず嫌いで勝負を投げ出さず最後までやり通す漢気はあるが、姑息な手を使うこともしばしば。
一度手を出したら文句を言いつつも手伝ったり助けたりしてくれるため、なんだかんだ周りからは頼りにされている。しかしそれが本人の望んでいる形かどうかは別の話。
特に船堀などは彼が率先して世話を焼く人物である。そのほかにも数人、彼のなんだかんだで優しく頼りがいのある性格に惹かれている女子もいる。
特徴(?)
ツッコミ以外の特徴がないためか作品内に出てこない話がしばしばある。長い時には現実時間で1年ほど失踪したこともある。
芦花からは風属性(そのまま名前から)、桜からは姫属性(よく攫われるため)があると評される。
彼は作品内のほぼすべてのツッコミを一人で支えており、風間がいなくなると文字通りのツッコミ不在で話が進行しなくなるほど。周囲もツッコミにおける彼の重要性は認識しており、彼がいなくなると総出で彼を呼んだりする。彼もそれを理解しているのか、たとえグロッキーな状況でも無理してツッコミを続けようとする。
しかしツッコミ量の多さから逆にうるさがられてしまうなど、理不尽な目にあうことも。妹の之江が代わりにツッコミを担当したりもするが、周りがほぼ上級生なのに加え、ツッコミの多さにすぐ泣き出してしまう。
そのあまりのツッコミの頻度と声量により、学園七不思議の一つとして扱われてしまっている。しかもその正体が彼であることも広く認知されている。
遺伝により髪質はかなり硬く尖っているため、刺さりやすい。人間の髪に影響を及ぼす隕石の力も効かないほどに硬い。彼の唯一とも言える特徴でもあり、部員達(桜を除く)からは髪以外で彼を認識することが出来ない。風呂上がりで髪が下りてても気づかれなかった。この髪質も伝説扱いされるほどに結構有名で、毛生え薬の研究のため協力要請されたり、パニックに陥った相手を正気に戻したことも。一度芦花との勝負に勝つため、唯一の個性である髪の毛を丸刈りにするという暴挙に出た。
それはあまりにも衝撃的な出来事だったらしく、見開き1ページにその場にいたモブキャラ含めありったけの人物の驚愕の表情が描かれるという、ある意味作品の中で彼が最も大きく取り上げられたシーンとなった。
その後、しばらく丸刈りで話が進行するが、すべての登場人物からモブキャラ扱いされてしまい、1話の中で存在をほぼ忘れ去られたこともある。
ちなみに前述したようにかなり長期間失踪した後、科学部の毛生え薬により元の髪形に戻るのだが、あまりに再登場まで時間がかかったためか今度は髪の毛のことすら忘れ去られ、混乱した高尾部長達から「髪間さん!?」と呼ばれてしまう。
一応、不良であるため腕っ節はそれなりにあるのだが、周り(女子)が異常なくらい強いためあまり強いイメージが持たれない。そもそも「風間一派」自体は校内の有力不良グループに数えられているのだが、他二人に比べて個性が少ないためかリーダーなのに個人での知名度は低い。後に色々あって校内の有力な相手を下し、知名度が比較的上がった。
周りが色々規格外なため気付かれにくいが、垂直跳びで窓から上の階の窓へ侵入したり、山道を全力疾走しながら前方の船堀を咄嗟にお姫様だっこしたりと、地味に身体能力は高い。
また、喧嘩は人並み以上に経験があるため、傷の手当ても慣れている。絆創膏も綺麗に貼れる。
家族に之江という妹がいる。妹のことは普通に大事に思っており、昔硬い髪質に悩み泣いた之江と「硬い髪を一緒に誇って生きる」と約束しており、今でも覚えている。ちなみに之江と母親(元ヤン)も、周りによくツッコミを入れる・髪が硬い・苦労性など遺伝が強い。
父親はピシっとした七三分けで、他の家族とは対照的。しかし実はワックスで固めているだけで、本気の時はみんなと同じく硬い髪質があらわになる。
両親が共働きなため、妹と一緒に家事をしており、簡単な料理なら作れるらしい。
人物関係
彼がゲーム製作部(仮)に入ることになったそもそもの元凶。その後ことあるごとに絡んできてはトラブルを呼び寄せる悩みの種。しかし彼女の妙なストイックさに素直に感心する場面もあり、困ったときはちゃんと助け合う。
一応芦花のほうは風間に好意を抱いているような描写が多々見られるが、周りとのプロポーションの差で勝手に落ち込んだり、風間にくっつくたびにトラブルが起こるため一切伝わっていない。そもそもいつも萌え意識のリアクションをとっているため本気で受け止めてもらえない。
最近、自宅に隕石が落ちてきたため、風間の家に居候することとなった。
ゲーム製作部部長。当初はゲーム製作部(仮)の一員ということで敵として風間に絡んだりしていたが、風間の優しさに触れて彼に想いを寄せるようになる。
部室や教室に遊びに行ったり、休日も一緒に過ごしたりとアプローチは試みているものの、ツンデレのため素直になれずこじれることがほとんど。またチョロインでもあるため、ほんのちょっとの接点で満足してしまい一向に進展する気配がない。
最近、芦花の居候の件を知り、負けじと居候のため風間宅にやってきた。
クラスメート。自分が作った弁当を風間が床に落ちても食べてくれたことで彼のことが気になり始める。その後トラブルがあるたびに気にかけてもらっているため、今では好意を抱いている描写が多い。しかし非常に奥手かつ照れ屋で、風間との距離が近づくと緊張して固まってしまう。
また高尾の風間に対する気持ちに気付いている節があり、風間に関するいいことがあったら彼女に遠慮して謝るなど、事態がさらに混乱してしまう。ただし勝った方が風間にお願いを聞いてもらえるというルールで高尾とゲーム勝負したりと、積極性がない訳ではない。
最近、上2人の話を聞いて、思い切って風間の家に泊まりに来た。
生徒会長。芦花に次いで風間を振り回すトラブルメーカー。風間に対してはさりげなくひどいことを何の遠慮もなく言ったりする。一度幽霊にビビって風間に抱き着いたことがあるが、恥ずかしさのあまり彼を殴り倒して気絶させてしまった。
実は風間とは幼少期に一度面識があり、ガチの怪奇現象から救ってもらった恩がある。あまりの恐怖で当時の記憶を失くしていたが色々あって思い出した。そして現代で同様の怪奇現象に遭遇し、再び風間たちと協力して撃退。この一連の騒動をきっかけに風間への態度が大幅に軟化した。
最近、風間とのルームシェアを本気で考えており、完全なデレ期に突入している。
部活の後輩。風間になついており、妹の座を狙って妹の之江とよく絡んでいる。風間のかぶった帽子を嬉しそうにかぶりなおしたり、好みのタイプを聞いたりと、風間を意識するような描写がある。また髪の毛以外で彼を認識できる地味に希少な存在。
妹。遺伝によりツッコミや髪質の点が酷似している。兄妹仲は良好で、ゲーム製作部(仮)関係でよく愚痴をこぼしたりしている。普段は兄貴呼びだがピンチになると「お兄ちゃん」と叫んで泣き出したり、子供のころの約束を覚えてもらっていて喜ぶなど、本人は無自覚ながらブラコン。
前生徒会長。烏山千歳に突っかかっており、部活の廃止を賭けて勝負を挑んできた。対決後は風間のことが気に入ったようで、彼の姉ポジションを主張している。参考にはならないものの彼の相談に乗ったりしている。
聖立川女学院生徒。孤島でのゲーム対決でゲーム製作部(仮)に敗れてからも何かと絡んでくるようになる。どうやら風間のことが気になっているようで、何回か彼を遊びなどに誘っているものの、毎回他の部員がついてくるためうまくいかない。