概要
第1話「逆転のカウントダウン」に登場するキャラクター。
機動隊の爆発物処理班に所属する男性。42歳。
GYAXA(大河原宇宙センター)の爆弾事件で爆弾を処理し、第1話での地方裁判所第4法廷爆発事件の現場にも立ち会っていた。
被害者の賀来ほずみ刑事とは同じ警察仲間だが、警察組織は人数が多く名前も知らない署員も多かったため、今回の仕事で初めて会ったとの事。彼女の死体の第一発見者である。
左腕の機械のキーボードに文章を入力し、合成音声で読み上げさせる事で会話するが、普通に話す事はできる。
本人曰く、「話すのはキライ」「非効率」「消費エネルギーは『話す>打ち込み』」との事。
無表情かつ目元を特殊なゴーグルで隠しているため、心音から「まるで、ロボット」とつっこまれている。
傍らに事件で使われたと思われる『HH-3000爆弾』の見た目を再現した解体訓練用のダミー爆弾を置き、尋問中に瞬時(5.3秒。これでも馬等島曰く「自己ベストまで0.2秒」)に解体・組み立てを行って見せている。
また爆発物処理班という仕事柄、爆弾の音を聞き逃さないように訓練しており、ぬいぐるみの中に入っていた爆弾の僅かな音を傍聴席から聞き取って爆弾の起動を裁判所の人達に知らせた。
事件の際、裁判の証拠として賀来ほずみと爆弾が入った運搬ケースを運んでいた時、被告人森澄しのぶに爆弾のリモコンスイッチを盗まれたと供述するが……。
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この先、ネタバレがあります!
爆弾に取り憑かれた男
賀来ほずみを殺害し、法廷爆破の罪をしのぶに擦り付けた真犯人(最初のデモでバレバレだが)。
自分が解体した爆弾を横流ししていたが、その事を突き止めていた賀来ほずみに問い詰められ、つい殺害してしまったのだ。
最初の証言から帰った後に第4法廷に向かった時、運搬ケースを調べようとした王泥喜を目撃し、背後から攻撃して気絶させ、運搬ケースの下にあった賀来ほずみが残した血文字を利用し、あたかも王泥喜がしのぶを告発しているかのように偽装した。
成歩堂によって血文字の偽装を見抜かれ、死体の第一発見者という事から現場の偽装工作も可能だったことから告発される。更に血文字に関する証言から被害者が死亡したタイミングが判明してしまったものの、爆発事件ですでに凶器が隠滅していたため、このまま逃げ切ろうとする。
だが、被害者の死亡した時期から馬等島は賀来ほずみの死体を隠さなければならなかったため、その隠し場所の中を成歩堂に暴かれそうになる。
「……………… 待っていただきマショウ。」
「命が惜しければ……ネ。」
いよいよ追い詰めたと思われたその時、傍らに置いてあった訓練用ダミーが本物の『HH-3000』であると言い、「これを爆発させられたくなければ裁判を閉廷しろ(=しのぶを有罪にしろ)」と脅す。
法廷中に誰もぬいぐるみの中の爆弾を確かめてない事を指摘し、観衆をパニックさせる。
しかし、成歩堂に爆弾が偽物と見破られ、遺体の隠し場所を暴かれて逮捕された。
ところが第5話にて、法廷を爆破したのは実は馬等島ではなく、ある証拠品を隠滅するためにある人物が行った事であると判明。
つまり、裁判中に爆弾の音を聞いた事は嘘ではなく、結果的に、既に死んでいた賀来ほずみと、しのぶを庇って負傷した王泥喜以外、死傷者が出なかったのは馬等島のおかげと言える。
……尤も、爆弾の横流しと賀来ほずみの殺害は許される事ではないが……。