概要
エレン・イェーガーの生まれ故郷であるシガンシナ区が超大型巨人に襲われ、彼は母親と家を失った。
着の身着のままで乗り込んだ脱出船の上で、他の乗組員は皆たった数時間でシガンシナ区及びウォール・マリアが突破されてしまった絶望に打ちひしがれる中、エレンだけが復讐を誓う。母を助けることができなかった、傷だらけの無力な手を握り締めながら彼は夕日にこう叫んだ。
「巨人(あいつ)ら……駆逐してやる! この世から……一匹残らず!」
調査兵団に入るの入らないのと激しく言い争ってはいたものの、やはりこの親子の間には強い絆が存在し(そもそも、母・カルラはエレンを死なせたくないために調査兵団入団を反対していた)、目の前で捕食されてしまったのに加え上記のこともあり“どうして最後までろくでもない口喧嘩しかできなかったんだ……!?”と自責する心の声が無念さを物語っている。
シガンシナ区陥落以前は巨人に対する憎しみもなくただただ外に出たいがために兵士に憧れていた。が、この出来事がきっかけとなり彼の中には巨人への激しい憎悪が生まれ、調査兵団志望の動機が更に強くなると同時に大きな指針ともなっていく。
原作4巻では「お前のしたいことはなんだ」とリヴァイに問われた時に調査兵団志望動機として「壁外への憧憬」ではなく「巨人への憎悪」を剥き出しにしているあたり後者のほうが意識として強いのかもしれない(尤も、目の前で親を殺されているのでこうなるのも必然といえる)。
このセリフは非常にインパクトのあるセリフのためか、pixivや、その他の場所でもたくさんのアレンジ画像・動画・MADが上げられている。
余談
2013年のアニメ流行語大賞銀賞に選ばれている。
金賞はあの『のんのんびより』の宮内れんげの台本の「にゃんぱすー」であった。
一応アニメの知名度はこちらの方が上だが、それを上回り金賞を受賞したのんのんびよりの関係者はとても驚いたらしい。