CV:三森すずこ
人物
タイガーマスク・東ナオトのエージェントを務める19歳。
叔父は元プロレスラーで初代タイガーマスクの盟友だった高岡拳太郎。母親は存命中であること以上の詳しい描写はないが、旧作設定の通りなら高岡洋子。母方の姓を名乗っていることから、父親とは何らかの形で縁が切れている模様。
叔父の経営していた個人商店「高岡モータース」に住み込んで叔父とナオトの修行をサポートしていたが、ナオトがタイガーマスクとして活動を開始すると、自らエージェント役を買って出る。
小柄なうえに周囲の人物が体格のいいプロレスラーばかりということもあり、作中での容姿は実年齢より幼く見えるが、コミュ力と度胸は一級品であり、脳筋ぎみのナオトに代わって業界内で着々と人脈を広げつつ強気の交渉を行っていく。しかし相手がミスXや永田裕志など海千山千の業界人ばかりなため、経験不足からいいように転がされてしまうことも多い。
永田の好意でグッズ販売の旨味を教えられると、ぬいぐるみやトラ焼きなど数々のタイガーグッズを企画・販売し、ナオトの経済状況を好転させている。
高校時代は陸上部に所属しており、身体能力は人並み以上に高い。さらにナオトの影響で体を鍛えることが密かな趣味となっているが、母親と叔父の間に「春菜をプロレスラーにはさせない」との約束があるため、トレーニングは叔父とナオトが不在の間にのみ行っている。
なお当時は部の先輩と付き合っていたようだが、本人はむきになって「彼氏じゃない」と否定している。現在もナオトに対しては憧れや信頼できる身内としての意識が強く、恋愛感情は薄い。
・・・とは言うものの、ナオトが山科ルリコに好意を持っていた時は一抹の寂しさを抱き、反対に新日本プロレスの若手レスラー若松龍から好意を寄せられており、その若松から告白された際に「好きな人がいる」と返しており、若松もその相手がナオトであることを察していたため、ナオトのことを意識しているものと思われる。
なお、後述する女子プロ団体になってからのキャンディペアのミントからは彼氏と認識されている模様で、GWM時代はレスラーの恋愛沙汰には厳しかったミスXも春奈とナオトとの関係には特に言及はしていない。
スプリングタイガー
春菜のプロレスラーとしてのリングネーム。
第18話「誕生!スプリングタイガー」にて、友人であるキャンディペアのミルクが試合当日に急性虫垂炎で欠場を余儀なくされたため、春菜が代役を買って出た姿。
レスラーとしては全くの素人だが、密かな筋トレにより腹筋は六つに割れ、全身の筋肉も絞り込まれている。タッグパートナーのミント曰く「マジ、キレッキレのカラダじゃーん!」と驚かれている。
母親と叔父の反対を考慮して、ちょうど試作していたプ女子向けタイガー応援グッズのマスクを被って正体を隠している。
試合運びは昭和のオールドスタイルで、「リバースインディアンデスロック→鎌固め→ボーアンドアロー」というアントニオ猪木のムーブで徹底的に対戦相手の足を痛めつけ、勝機を呼び込んだ。
なお、試合を視た叔父も「こいつは物になる」と絶賛している。
スプリンガー
春菜のGWM(ガームー)のエース選手としてのリングネーム。ミスXにより「長い」との理由で改名させられた。
最終話「仮面タイガースプリンガー」に登場。
プロレスラーになることは母親にも叔父にもまだ内緒であるため、表向きは「新日本プロレスの事務職に採用された」という理由で家を出ている。
初戦の相手である日本女子プロレス界のレジェンド、マザー・デビルに煽られる形で「負けたら尻を晒す」と約束させられてしまい、一気に注目を集めるものの、いきなり女子としてレスラーとしての危機を迎えてしまう。
しかしナオトのアドバイスで蹴りを主体とした新スタイルに目覚め、苦戦の果てに勝利を収めた。
その過程で「プロレスラーになりたい」という気持ちが固まり、自分自身で母と叔父を説得することを決意している。
余談だが、ナオトもスプリングタイガー=春奈であることを春奈自身からカミングアウトするまで気づかず、とある地方興行で顔を合わせた際の「口の悪い女子レスラー」と言う認識しか持っていなかったため、春奈から「気づけよニブチン」と言われる始末、