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概要編集

CV:関智一

統道学園2年。道現の子、光臣の弟。

T:172cm、W:65kg。血液型:A型。

戦闘スタイルは心意六合拳を主に様々な中国拳法を織り交ぜた我流で、心意六合は『心意六合金剛体法』と呼ばれる中国武術の秘技を扱えるほど卓越している。

柔剣部のサブリーダー的存在で、真夜が離脱してからは部の纏め役となる。宗一郎・ボブに武闘家として次元の違いを見せつけた最初の人物。ただし異能の力を持たない。

作中では損な役回りを受けることが多く、男性としても情けない面が強調される場面も多いが、宗魄や光臣に翻弄される柔剣部や「普通の人間」の中で素直な性格と良識、常識のバランスを保ち続けている。

優しく穏やかな性格で、その性質を亜夜は龍眼を介し「激流をも優しく包み込む静寂の水面」と形容していた。

その人柄は商店街の人々に慕われ、悪鬼羅刹に投じていた兄の心すらも優しく包み込んだ。

高柳家の次男に生まれ、光臣の意向と自身の意思により2年前のクーデターを機に宗家とは離別、以後、総頭の座を追われた父の道現と共に安アパートで暮らしている。

高校入学後は光臣を意識して、反執行部筆頭である柔剣部に入部する。

高柳家では幼少時より武道の英才教育を受けて育っており、宗魄の術で操られた円に勝利し、強化された虎を圧倒するなど、戦いを経ながら更に実力を磨いていく。異能の者達の戦いの傍ら、「人」として「真の武、強さとは何か」という問の答えを見つけようとしている。

本来は凪一葉顕悟の計略たる「運命の環」には組み込まれていなかった人間だが、高めてきた自らの力と育まれてきた強靭な意志で自分が座る席を作り、更に運命の輪を潰そうとするイレギュラーとも言える存在。最強の一席に最も近い位置まで自らの席を進めた。

宗一郎が『異能』側の主人公だとすると、雅孝は『常人』側の主人公といえる区分けがされている状況となっている。その技術は、籠宗魄をして真の武と言わせしめる程の物である。

わずか九歩で執行部を下し、光臣との決着をつけた直後の凄王との戦い、そして天照の誕生を目撃したことで兄の戦ってきたものを理解する。高柳ツインタワービル倒壊後時に、宗一郎を止めるためためだけに人として最強の座(月読)につくことを決意する。

そして凄王となった宗一郎と、異能の力によって咲き散った桜が咲く頃までに、殺しも生かしもできるほどに強くなっていることを約束した。

宗一郎との最終決戦では、光臣をして「かつて神の領域に踏み込んだ自分より遥かに強い」といわれるほど強くなっており、赤羽の教えによって身に着けた対処法により序盤は互角の戦いを演じる。

しかし異能の力を解放し始めた宗一郎に圧され、右手を輪切りにされてしまう。しかし宗一郎のクセを見抜きフェイントを織り交ぜ、左手で渾身の鍛針功を撃ち込み勝利する。

この一撃は「運命の環を外側から破壊する一撃」であり、精神世界で宗魄と対峙する宗一郎の逆転の一手となる。


高柳雅孝

失った右手は又左の援助で機械駆動の義手を着け、切り裂かれた顔の傷は横一文字として残った。柔剣部主将に就任し宗一郎との戦いに勝利した事により執行部会長となる。

亜夜に思いを寄せているが全く相手にされず、妄想を膨らまし悶々とした日々を過ごす。

宗一郎との決戦前に亜夜に想いを伝えるが、「宗一郎様が居なかったらセンパイを好きになっていた」、「宗一郎様が宗一郎様でセンパイがセンパイだから」とふられてしまう。

一方、円からは好意を寄せられているが、本人は全く気付いていない。クズ男曰く、「春の訪れにも気づかず寝こけるカエルの様な男」

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