概要
訪日外国人観光客の増加などに伴い、利用者にわかりやすい道案内の為付与された番号。
大抵は平行している国道(1桁~2桁国道)の番号(東名高速道路→国道1号に平行→ナンバリング「E1」)が付与されている。これは高速道路が国道の有料バイパスという側面を持っているため。
ただし平行国道が3桁、あるいは平行国道に2桁以下の道路が無い場合は以下の方針が取られる。
- 国道とは全く関係の無い2桁の番号(国道の空き番号)を付与する。(岡山自動車道「E73」など)
- 接続している別の高速道路の番号を続路として付与する。(徳島自動車道「E32」など。この場合は国道32号の有料バイパスである高知自動車道の続路としての扱い。ただし実際の国道32号は香川県起点の道路である)
- 以上に該当しない場合は既存高速道路の別路として該当高速ナンバーの後にアルファベットを用いたナンバリングを行う(新東名高速道路→東名高速道路「E1」の別路→ナンバリング「E1A」)
成り立ち
2016年3月に、国土交通省が「路線名だけだとわかりにくい」という声を受け、既存の路線名に加え、路線番号を付与すると発表した。その後、同年4月8日から合計6回にわたり実施された「高速道路ナンバリング検討委員会」で議論され発表された、同年10月24日の「高速道路ナンバリングの実現に向けた提言」をもとにして番号が付与された。
2017年2月14日に、「道路標識、区画線及び道路標示に関する命令」によりナンバリングの標識が新設され、運用されている。
対象
- 高速自動車国道などで構成される「高規格幹線道路」
- 地域高規格道路などの「高規格幹線道路などを補完し地域の道路ネットワークを担う道路」
- 「高規格幹線道路から主要な空港・港湾、観光地へのアクセス道路となる路線」
- 首都圏と名古屋圏の環状道路
(※都市高速道路(首都高速や阪神高速)には既にナンバリングが実施されているため、対象にはならない)