概要
異様な強さを持っており、城の隠し通路に安置された強力な刀「ムラマサ(リメイク版では「村正」)」を護っている。刀に近づく者を警告し、それでも引き下がらない者へは容赦なく襲撃してくる。
人の姿をしているが人ではなく、実際倒しても人を斬った数が増えない。亡霊もしくは刀の化身ではないかと思われる。
その名に「神竜」の文字がある通り、元ネタは「ファイナルファンタジー5」の神竜を意識したものであり、その名にたがわず幕末編のボスより遥かに強い。
BGMはボス戦のものが使用される、倒すと強力な剣が手に入るというのも神竜と同じ。
ただし、攻撃手段は元ネタをそのまま使うのではなく、敢えてオメガを元にしている。
また、「音無しの剣」という技を使うことから、小説『大菩薩峠』に登場する「机竜之助」も元ネタのひとつだと思われる。
戦闘力
近づけば強力な「静岩くずし」、離れていると意外と攻撃範囲の広い「音無しの剣」を使用。
さらに「半月流殺法」で眠らせてくる。そして、横に並べばダメージと共に全能力を下げる破道法(元ネタはおそらくオメガの波動砲)を使用する。
使う技はどれも強力で、ステータスも非常に高い。
攻略法は、相手の向きを変える効果のあるおぼろ丸の「砂ジンの術」「忍法コマまわし」、とらわれの男の「いかく射撃」といった攻撃を連発しハメる方法や、
おぼろ丸の「シュラのイン」「砂ジンの術」でレベルを下げ「影一文字」で石化を狙う、といった方法が有名。
リメイク版
2022年のリメイク版では、発売前に体験版が公開され、幕末編は本丸に進入するまでが遊べる範囲だったのだが、無限レベル上げができるひとだまのいる蔵と、灯籠の通路から堀へも行ける為、体験版の時点から岩間さまや魔神竜之介を倒す事が可能となっている。
体験版のセーブデータは製品版に引き継げるため、当然、彼らを倒してレアアイテムをゲットすれば、後がかなり楽になる。
幕末編ラスボスよりも強敵と言われてる魔神竜之介と岩間さまはリメイクでもその強さは健在ではあるが、リメイクでは行動ポイントが可視化されたために相手の行動を把握可能になったことと魔神竜之介の『相手を追いかける移動ルーチン』、魔神竜之介自身が背面側に攻撃手段を所持してない結果により、やろうと思えば初期レベルでも撃破可能になっている。
詳しくは以下の手順を踏むと完封できてしまう。
- 戦闘開始したら真っ直ぐにフィールド最上部に移動し、着いたら向きを変える行動で魔神竜之介が接近してくるのを待つ。
- 魔神竜之介が隣接(正確にはおぼろ丸の周囲8マスの斜め下部分に魔神竜之介の頭が来る)したら、頭上を通る形で横移動して背面を取り『忍び斬り』で攻撃(3マス程横移動すれば背面を取れる)。
- 攻撃したら魔神竜之介がおぼろ丸側に振り向くので、横に1マス移動して魔神竜之介から離れる(魔神竜之介の行動ゲージを移動に消費させる)。
- 離れた後に魔神竜之介がまた斜め下に隣接したら背面を取って『忍び斬り』で攻撃。攻撃したら1マス離れる。
- 離れた後に魔神竜之介が隣接してこなかったら、向きを変える行動で魔神竜之介を待つ。
- 『2』に戻る。
このような感じで、魔神竜之介の行動ゲージを「おぼろ丸に接近」・「おぼろ丸側に向き直す」に消費させることで行動を制限し、背面取りで確実に攻撃を命中させていく...という戦法である。
魔神竜之介は斬撃耐性があるので初期レベルなのもあって非常に時間がかかるが、これで序盤から村正をゲットすることができ、0人斬り時の人魂狩りも楽ちんになる。
行動ゲージが見えるようになったリメイク版ならではのハメ戦法である。
ただし上述の通り魔神竜之介自体の強さは据置なので、行動を見誤ればハメ続ける事ができなくなり、一撃でやられてしまう。他のキャラがいると行動が変わってしまうため、おぼろ丸単騎で挑まないといけない関係上、ミス=即ゲームオーバーなので細心の注意を払う事。正攻法でやる場合はできれば「影一文字」が使えるレベル14まで上げてから挑みたい。運が良ければ一発で「影一文字」の石化が発動してアッサリ倒せてしまう。
とはいえ、ハメ方は一つだけではない。上記の戦法を応用すれば、どんな状況でもハメようと思えば割と簡単にハメられる。
ちなみに体験版では三つのシナリオが序盤までプレイ可能なのだが、唯一体験版においてボス曲として名高い「MEGALOMANIA」がここで聴ける。
余談
幕末編では、0人斬りを達成して隠し武器の「ヨシユキ(リメイク版では「陸奥守吉行」)」を入手すると、最終編でのおぼろ丸の初期装備が幕末編クリア時に装備していた武器からヨシユキに上書きされ、消えてしまうという仕様があった。当然ムラマサも例外ではないのだが、実はこの武器消失、アイテムの持ち込みが緩和されたリメイク版でも変わらず発生する。
まあ、ヨシユキは実質ムラマサの上位互換みたいなもの(※)だし実害はほぼないのだが、せっかく苦労して手に入れたムラマサがあっさり消えてしまうというのも……。
五エ門を助けるとムラマサも復活するので、気になるなら2本目を貰っていくのもいいだろう。
※ただし、ヨシユキとムラマサは攻撃力は同一であり、違いはマヒの追加効果の有無のみ。
幕末編には小判が入っている宝箱が合計10個存在するが、そのうち4個は魔神竜之介を倒したうえで隠し通路を見つけないと入手できない。
一応魔神竜之介自身もレアドロップで小判を落とすが、ただでさえ強い上にドロップ率がかなり低いため狙うものでもないだろう。
ただし、0人斬りかつ壺からの影一文字と忍法矢車草の習得を両立する場合、必要な小判20枚に対して宝箱から回収できるのが9×2=18枚であるため、おミケからのドロップに加えてこの魔神竜之介からの極低確率のドロップを狙わねばならない。
技の方はレベルアップでも習得できるのでほぼ自己満足…というより下手を打てばドロップを狙う時間でレベリングした方が確実ではあるが、酔狂な方であればやってみてもいいかもしれない。
関連タグ
岩間さま:幕末編もう一体の強敵