概要
城のお堀で無邪気に泳いでいる大鯉。ところがうっかり近づくと突然襲ってくる。
その命名「岩間」が「ガンマ」と読める通り、元ネタは「ファイナルファンタジー5」のオメガを意識したもの(ガンマ(γ)もオメガ(Ω)もギリシャ文字)であり、幕末編のボスと比べても余裕で苦労する強敵。
(名前の読みは「いわまさま」説と「がんまさま」説があるが、攻略本では「いわまさま」と読まれている)
登場シーンもフィールドを敵意無く動いている様子を再現したもので、うかつに近づいた数多くの忍者をお堀に沈めた。
BGMが通常戦闘と同じというのもオメガと同じ。
攻撃手段は元ネタをそのまま使うのではなく、敢えて神竜を元にしている。
倒すと「水神のウロコ」というアイテムを入手できることがある。
装備すれば知力+10のアクセサリ、戦闘中にアイテムとして使えば水フィールドを作成する「水呼びの音色」が発動する。
能力
HPはこのゲームでの最高値の2032(隠呼大仏、ホラーシップ、ワールダーク、ピュアオディオ、ブリキ大王と同じ)。
各ステータスも高い。
強さの一因は、津波で攻撃し広範囲に水フィールドを作成する「水呼び」(元ネタはおそらく神竜のタイダルウェイブ)。
このゲームは特殊フィールドの上にいると毎ターンダメージを受けるのだが、岩間さまは水フィールドで回復する特性を持っており、さらに体の大きいキャラは乗っているマスの分回復するため、全体が水フィールドだった場合4×4マスという巨体の岩間さまは毎ターン8×16で128回復する(いわゆる超回復)。
原始編のキングマンモーほどではないが、この仕様を知らないと倒すのは厳しい。
麻痺+毒の効果の「水神のヒゲむち」、相手を突き飛ばす「なぎ倒し」も強力。
ただし、口に向かって斜め方向から飛び道具属性の技を当てると、「のたうち」という反撃技を使用し、能力が下がる上にしばらく移動し続けるという弱点もある。
(「のたうち」の後、本来は距離を置いて停止するはずが、岩間さまは体が大きいため離れられず移動を続けてしまうらしい)
攻略法は、
- 「のたうち」狙いを繰り返してハメる、
- 「のたうち」やおぼろ丸の「砂ジンの術」「シュラの印」で能力を下げ「影一文字」で石化を狙う、
- 「水神のヒゲむち」の範囲内で行動し「水呼び」を使わせないようにする、
などがある。
味方のレベルが高ければ、ダメージが岩間さまの回復量を上回るため、ゴリ押しでも勝てる。
ハメ技が有効な点もオメガを意識したものだろうか。
「影一文字」を覚えていなくても、ある程度レベルが上がっていて、とらわれの男が仲間になっている状態で無限回復アイテム「印籠」を持っていれば、おぼろ丸を囮にしつつ「のたうち」を狙いながらとらわれの男が回復役に回ることでもゴリ押しが可能である。「手裏剣乱糸」が使えるLV6以上におぼろ丸を鍛えておこう。
リメイク版
2022年のリメイク版では、発売前に体験版が公開され、幕末編は本丸に進入するまでが遊べる範囲だったのだが、無限レベル上げができるひとだまのいる蔵と、灯籠の通路から堀へも行ける為、体験版の時点から岩間さまや魔神竜之介を倒す事が可能となっている。
体験版のセーブデータは製品版に引き継げるため、当然、彼らを倒してレアアイテムをゲットすれば、後がかなり楽になる。
ただし、おぼろ丸単騎で挑まないといけないため、苦戦は必至。最低でも「影一文字」が使えるレベル14まで上げてから挑みたい。
余談
戦闘開始前は「ぴちぴちッ!!」、倒した後は「ぷかぁ〜···」と表示される。
ちょっとかわいいかもしれない。