概要
戦国時代の日本が舞台であるが、『COBRA』を彷彿とさせるSF要素も含まれているのが特徴である。
また、主人公が親子二代で二部構成となっている。
あらすじ
時は戦国時代。人心の欲望は魔界の鬼を引きつけ、ついに地獄の底から魔道士・黒夜叉道鬼が復活。
彼は悪鬼を現世に放つが、その前に立ちはだかる者がいた、その名はカブト。
天狗一族の生き残りであるカブトは天狗の聖地に安置されていた妖剣“飛龍"を手にし、四神と共に戦いに身を投じる。
登場人物
キャラクターとしての鴉天狗カブト
本作の主人公。
天狗一族の忍者でその名の通り鴉の翼を生やして飛行する。
黒夜叉道鬼を討つために呪われし妖剣“飛龍”の封印を解き放った。
第1部のカブトは初代であり、第2部のカブトは初代と瓜二つで二代目を名乗っている。
用語
妖剣・飛龍
初代カブトの父が作り上げた魔剣。
両刃の直剣で自我を持ち、凄まじい切れ味を誇るのだが、常に獲物の血を吸わせ続けなければ持ち主の命が奪われるというリスクを持ち合わせている。
四神
東西南北を守る守護神・四神の名を冠した者達。
青龍・白虎・朱雀・玄武の4人で構成されており、カブトと共に戦う宿命にある。
第1部のみの登場であり、第2部では二代目カブトが四神の力を受け継ぐ形となっている。
竜卍船
カブト達が乗る主役機。
その名の通り、卍の形をした飛行メカであり、竜の頭の形をした機首が付いている。
アニメ
TVアニメ版
1990年に放送された。全45話。
キャラクターデザインはうるし原智志が担当。
二部構成の設定がカットされているため、主人公は終始初代カブトとなっている他、いくつかの設定が変更されている。
鴉天狗カブト 黄金の目のケモノ
テレビアニメ終了後に原作者の寺沢武一自身が手がけたOVA作品。
1992年7月24日にリリースされた。
関連タグ
刹那猛丸…中の人がカブトと同じ他作品で呪われし妖剣で戦うといった共通点を持つが、人物像がカブトとは逆に妖剣の力で闇堕ちした悪役である。
ビーストキマイラ…中の人が妖剣・飛龍と同じ他作品キャラで常に餌を要求する代わりに契約者に力を貸すといった共通点を持つ。