黄金のマスク(キン肉マン)
おうごんのますく
『黄金のマスク編』に登場する、本編のキーアイテム。作中では単に「金のマスク」と呼ばれることも。
戦いを象徴する「闘争のマスク」とされ、「平和のマスク」である銀のマスクと共にキン肉マンの故郷であるキン肉星の宮殿に安置されていた。大王曰く「金銀とセットで時価1兆円」。
二つのマスクから発せられる光が正義超人達の力の源となっていたが、悪魔六騎士によって黄金のマスクが奪われたことによりその均衡が乱され、キン肉マン達はマスクを取り戻すべく彼らと戦いを繰り広げることになる。
かつて「戦いの神」と称されたゴールドマンだったが、ひょんなことから「平和の神」である弟シルバーマン(後の銀のマスク)と大喧嘩を繰り広げることになり、事態を重く見た他の神々から真剣を用いた決闘を命ぜられる。決闘の立会人を務めた「裁きの神」ジャスティスが見守る中で行われた決闘の結果は両者が同時に相手の首を切り落とす相打ちに終わった。
その後、欲の皮の張ったキン肉族の先祖が神(ジャスティスと異なる)からこの二つのマスクを偶然手に入れ、キン肉族が繫栄することになった。
奪われたかに思えた黄金のマスクだったが、実際は弟との相打ちという結果にいら立ちを抱え続け、それを察したサタンから借り受けた分身の六騎士を含む悪魔超人達の長・悪魔将軍の頭部になり、敵対していたことが判明する。
冷静沈着な様子を見せる弟と比較して、長年怒りを貯め続ける根の深さ、試合中も荒れた様子を見せ、それでいて改心した際には正義超人の友情に感動し、自分がしでかしたことへの後悔を見せるなど激情家らしいところがある。
『キン肉マンⅡ世』ではこれらが完全になくなり被害者的立場になった。逆に、新シリーズでは神ではなく古代の超人ゴールドマンだったことが明かされ、感情は落ち着いており、天上兄弟喧嘩の真相が明かされる(詳細はゴールドマンの項目)。
どちらでも前述の感情豊かな性格面はなかったことにされており、続編双方で無視されていると言える。
