概要
19世紀のイギリス帝国を舞台に、ヴィクトリア朝の典雅で重厚な雰囲気の下、実在の人物や実際の事件といった史実を織り交ぜつつ、メカやアクションを描いたダーク・ファンタジー作品。
ストーリー
ロンドン警視庁には、今までに捜査されたすべての証拠品が展示される秘密の博物館「黒博物館」が存在する。
訪問客は目当ての証拠品を前に、その証拠品の因縁を学芸員(キュレーター)に語る。
エピソード一覧
それぞれ十数話から数十話で構成される。単行本化の際は、単巻か上下巻となる。
学芸員が登場する以外にエピソード間のつながりは見られない。
スプリンガルド
「バネ足ジャックの左足」に纏わる、とある貴族の物語。
マザア・グウス
ロンドンで流行した悪しき写真趣味に纏わる物語。
ゴーストアンドレディ
「かち合い弾」に纏わる、フローレンス・ナイチンゲールの物語。
三日月よ、怪物と踊れ
「赤いブーツ」に纏わる、とある奇妙な剣士の物語。
登場人物
全てのエピソードに共通して登場する、黒博物館に務める女性。
本作の物語は、来訪者が彼女に語る「過去」の出来事という形で描かれる。