黒竜の雛
こくりゅうのひな
最上級モンスターである真紅眼の黒竜を、このカード１枚で簡単に特殊召喚することができる。
特定のモンスターを2種類そろえる必要があるため召喚は難しいように思えるが、実際には真紅眼の黒竜は『召喚師のスキル』で容易にサーチでき、このカードも『仮面竜』、『キラー・トマト』、『ドレッド・ドラゴン』、『ワン・フォー・ワン』、『ワンチャン！？』でサーチ・リクルートできるため効果の発動は難しくない。
墓地に送られた後も真紅眼の闇竜のパワーアップに利用したり『龍の鏡』の効果で『Ｆ・Ｇ・Ｄ』の融合素材にするなど、それなりに使い道はある。
しかし、効果も無ければ攻撃力も低い真紅眼の黒竜を特殊召喚する手段としては、いささか手間がかかり過ぎるのが問題。
専用カード『黒炎弾』を使う場合そのターン攻撃出来なくなるので、聖刻や『カーボネドン』の方が少ないロスで呼び出せる。
似た効果を持つモンスターとして青眼の白龍を呼び出す正義の味方カイバーマンやギャラクシーアイズを呼び出す『銀河眼の雲篭』、レッドアイズを呼び出す『伝説の黒石』が存在している。
特に『銀河眼の雲篭』は対象を墓地からも呼び出すことができ、『伝説の黒石』は呼び出せる対象に真紅眼の黒竜を含む上にデッキから直接呼び出せるので、優位性を見出しづらい。
天上院吹雪(ダークネス)が使用し、主に『真紅眼の黒竜』を速攻召喚する為に活躍していた。
効果を使って墓地に送られた後は、『真紅眼の闇竜』の効果で墓地に存在するだけでパワーアップさせる役目を果たしている。
「ヘルカイザー亮vsダークネス吹雪」戦では、先攻１ターン目に起動効果により『真紅眼の黒竜』を特殊召喚した後、亮の下級サイバー・ダーク（アニメ仕様）に装備カードとして何度も使い回されることになる。
ただし装備方法はやや猟奇的で、鍵爪で抱き変えるように拘束しつつケーブルを接続していた。
効果モンスター
星１/闇属性/ドラゴン族/攻 800/守 500
【条件】自分フィールドの表側表示のこのカードを墓地へ送って発動できる。
【効果】手札の「真紅眼の黒竜」１体を自分フィールドに表側表示で特殊召喚する。
オーティスが使用。
