加藤先生制作チーム
企画
NoMa社Radio本社 Musa局(以下Musa)
NoMa社Radio Nero局(以下Nero)
NoMa社Radio Rokkotsu局(以下Rokkotsu)
加藤(食物繊維)(以下加藤氏)
ダイソン
ストーリー構成・編集・撮影監督・カメラ
Musa
スキン制作・建築監督
Nero
音楽監督
Musa
加藤(食物繊維)
出演
加藤(食物繊維)
ダイソン
Nero
Rokkotsu
Musa
紅葉
ヴィオラ
リペント
けーま
なっちぃ
塩握り
OP
「とある1ページ」
作詞 ダイソン
作曲 加藤(食物繊維)
編曲 加藤(食物繊維)
オープニング制作、オープニング編集
加藤(食物繊維)
Musa
概要
2年B組加藤先生とは、ゲーム実況者であるNoMa社RadioのMusa氏、Nero氏、Rokkotsu氏の3名、そして加藤(食物繊維)の加藤氏、その友人ダイソン氏が中心となって制作されたマイクラドラマである。また、彼らの他にも演者としてヴィオラ氏、紅葉氏、なっちぃ氏、塩握り氏、リペント氏、けーま氏が途中から加わり、総勢11人(現在10人)によるドラマ制作、及び舞台建築をするようになった。
現時点で本編が12話、短編及び特別編が計4話、ショートストーリーの加藤先生小話が36話制作されている。かなり長くそして不定期の投稿間隔ながらそのストーリーや演者の皆さんの演技等のクオリティは投稿されるたびに高くなっており、初期からのファンが大勢存在するほどの人気作品となっている。
事の発端
通算二作目となるマイクラホラードラマ『名前取り』の撮影の際、うっかりMinecraftのクリエイティブモードで空を浮遊する加藤氏の姿が映ってしまい、ボツになってしまう。そんなカオスな状況にピンときたのか、その様子に爆笑していたダイソン氏が、学園コメディを作ろうと提案、そこからMusa氏、Nero氏、Rokkotsu氏、加藤氏、ダイソン氏五人の手によって制作、投稿される運びとなった。
あらすじ
日本のどこかにある田舎町『与儀町』と、そこに建つ高等学校『与儀高校』を舞台に、主役である加藤先生を始めとしたカオスで癖の強い教員達とその生徒達を中心に描かれる、やっぱりカオスで、だからこそ面白い学園コメディドラマ。
登場人物
初期メンバー
加藤
役 加藤(食物繊維)氏
「名字は加藤、以上だ」
本編第1話前編『この学校、常に事故』(以下本編第1話前編)から登場。物語の主役で、2年B組の担任教師。担当科目は世界史。
スキンはスーツに赤いネクタイと教師らしい服装。しかし性格は非常に適当で清々しいほどに理不尽。あとカオス、とにかくカオス。変わり者が多い教師陣の中で最もおかしな行動を取り(職員室の床に穴を空け釣りをする、マイクラの防具を着て出歩くなど)、生徒や他の教師達を翻弄する。ついでにダメ教師1号でもある。
世界史の先生にもかかわらず世界史が嫌いで、何故か下の名前を言いたがらない。
あと寝不足になるとかなり調子が悪くなる。
その異常性は着任前から噂されており、曰く「スガモでアイドル扱いされてる」、「元アメリカ大統領のSPだった」、「あのリンカーンと友達だった」、「実は卑弥呼の弟だった」、「僕(自主規制)」など、意味がわからない物ばかりである。
購買部の顧問をしており、売店で店員をやっているが、売ってあるのは大体手作りのポーション。しかもそのポーションを生徒の了解無しにぶっかけるなどかなりと言っていいほどタチが悪い。
ちなみに、登場キャラクターの中で随一の建築能力を持っており、本編第1話で与儀高校新校舎を一日で建て、本編第6話『奴を捕まえろ…!!』(以下本編第6話)では24時間コンビニ「HISON」を生徒達の知らない間に建てた。
他にも自宅はなぜか洞窟にあり、いつも出勤用のカタパルト(自作)を使用して出勤する。さらにそこには謎めいた機械や実験室があり、加藤先生の謎を深める一因でもある。
かなり辛辣な台詞や行動が多く、実際に与儀高校新校舎を建てた理由として旧校舎を「汚いなぁ、ボロいなぁ、臭いなぁ」と罵倒し、本編第3話『青春屋上ランチ』(以下本編第3話)で無断で屋上に入った生徒3人(掃樹、上輝、知希)とランチしたにもかかわらず、これまた散々に罵倒したあと指導室送りにしている。
また先生は目的のためなら手段を選ばず、それどころかそれが犯罪である事を知っている上で動くことがある。実際に特別編にて先生は、学校の維持のために生徒を増やすべく、隣町の学校を同僚の滝山先生と共に爆破した。
他にも小話14話『通販』にて、公共電波をジャックして通販番組「ジャックネット加藤」というパクリ番組を放映したり、小話25話『火遊』では教え子の家を放火するなど、何故捕まらないのか分からないほど故意に常識をぶち壊しにかかる。
またドラマ内でドラマの脚本も請け負っており、彼自身も役者としても参加している。
他にも狂ったエピソードは数多く存在するが、ここに書ききるのは不可能であるため、本編を見ることをおすすめする。
怒涛 滝山(どとう たきやま)
役 Nero氏
「お前は何時ぞやのぉー!金返せやゴラァー!」
本編第1話後編(以下第1話後編)から登場。2年A組の担任で数学を担当、生徒指導も兼任している。35歳、独身。ダメ教師2号。
スキンはグレーのスーツにサングラス。しかもNero氏の演技により声にドスが入っており、傍目に見れば先生とは思えない。
性格はこれまた適当で、初登場時教室に行かずに職員室でカップ麺を作っていたり(先生曰く生徒の対応を確かめているらしい)、第六話では授業中にもかかわらず仕事を放り出して不審者狩りに参加するほど。
しかし加藤先生と比べたら良識を持っており、生徒指導で生徒の心配をしたりと、意外と真面目に仕事している。(あの加藤先生と比べたらだが)
副業でカジノを営業しており、学校を出てすぐの小山に隠されている。ちなみに加藤先生とはこの手で旧知の仲であるらしく、第一話後編ではお互いの再会を喜んでいた。またその仕事柄か様々な伝手を数多く持っており、学校建築の資金や隣の学校を爆破する際用いた爆弾の調達などでよく加藤先生に頼られる。
先述の通り隣町の学校の爆破に加担しており、伝手の伝手の伝手から爆弾を調達し、支柱を狙えと加藤に指示、爆破後そこの生徒達と教師を加藤と共に待ち伏せて勧誘した。
他にも滝山先生唯一の主役回である短編編『電話壊したその理由』では、なんと職員室でオレオレ詐欺に遭ったが、何とか回避している。
林花 定道(はやしばな さだみち)
役 Nero
「はいぃトリック・オア・トリート。お菓子どーぞおぉぉ」
加藤先生シリーズに名前のみで特別編に、出番としては本編第5話『気になる人…?』(以下本編第5話)から登場。
担当科目は古典。図書館の管理も任されており、大抵は図書館で本を読んでいる。
教師陣の中では年配の方で、スキンも黒の上下に赤いベストで目は糸目と、どこか老人を思わせる装い。
性格も穏やかでとても寛容と、カオスな教師陣の中では1番まともと言っても過言ではない人物。しかし、そのカオスな環境故に加藤先生から悪戯されるらしい。しかも最初の悪戯は黒板消しを顔面にパチンコでぶつけられるという、かなり悲惨なものだったそうな。(しかし林花先生はこれを許している)
そんな常識人な林花先生だが、本編第6話では不審者探しに出ていった生徒達を叱らずに「面白いこともあるもんだ」と楽しそうな様子でいたり、本編第8話『お祭りダァァァ!!!』(以下本編第8話)では花火着火の仕事を蓬屋先生(後述)に押し付けられるも逆に楽しんでいたりと、他の先生の例に漏れずどこかズレているところが見られる。
中々に博識であるらしく、本編第5話では蓬屋先生から古文書の解読を頼まれ、本編第11話『タピオカ』(以下第11話)では助言役に回るなど、頼りにされることが多い。
蓬屋 辰奈田(よもぎや たつなた)
役 Musa
「まぁ、お前らが見えてねぇってことは霊なんだろうな」
短編編二話『そこのじじぃは霊能師?』より登場。町の外れに建てられた屋敷に暮らす謎多き老人。
スキンは黒い着物に黒い羽織と黒ずくめで、髪の色は黒髪に所々赤みがかっている(前髪のモミアゲなど)。
性格はとても親切な人柄だが、怒ると圧をかける怒り方をしたり拳骨を飛ばしてくるなど、短気な一面が窺える。
初登場したタイトルから分かる通り霊能者で、お祓いの依頼を受けて屋敷に引っ越してきた。(屋敷に関してNoMa社Radio制作のマイクラ短編ドラマ『名前取り』参照)
それなりに年なようでどこかぼんやりしているが、仕事に関しては活動的らしい。
林花先生とは古くからの知り合いらしく、本編第5話にて解読を終えた林花先生に妖怪退治に行かないかと誘っていた。
また教師ではないが、林花先生だけでなく与儀高校の生徒たちに蓬屋先生と呼ばれて慕われている。なぜそうなのかは分からないが、彼の親切さと度量の深さから来るものなのかもしれない。
ちなみにOPムービーでは蓬屋先生の目の前で加藤先生と滝山先生が謎の取引をしているシーンがあるなど、彼の謎もまだまだ深まるばかりである。
厭井 掃樹(いとい そうき)
役 ダイソン
「やべーよこいつら…何か越えたドMだ」
本編第1話前編から登場。二年B組の生徒。1年次は1年G組にいた。因みに名前の掃が掃除機の掃であるため、よく掃除機と呼ばれていじられる。
家はケーキ屋を営んでおり、たまに手伝いをしている。
スキンは茶髪にボタン全開けの制服を羽織っている。
好きな二字熟語は『歓喜』、好きな食べ物は『おにぎり』、好きなくもは『笠雲』、好きな月は『九月』
性格は高校生らしい適当な性格。しかし突然苦しみだした知希を心配したり、母親に香水をプレゼントしようと考えるなど、優しい一面もある。
加藤先生メンバーの中では随一のツッコミキャラであり、数少ない常識人でもある。そのツッコミさばきは初期から誰よりも加藤先生らボケキャラの常軌を逸したボケに反応し続け、話数を重ねる中でキレと語彙を身に着けた代物である。
あとメンバーの中でメタネタに反応する数少ない人物でもある。
しかしその立ち位置故に不憫な扱いを受けやすく、本編第2話『購買部行こうぜww』(以下第2話)で加藤先生に足が速くなるポーションをかけられた際に、そのあまりの速さに学校を飛び出してしまい、見知らぬ洞窟に辿り着いて戻れなかったがために無断早退として処罰されることになってしまったり、本編第9話『探し物はなんですか?』(以下第9話)では加藤先生に「カメラに写らなくなってしまう呪い」をかけられて見えなくなった挙句、チーム分担で1人で行動させられ、遂には森に迷って捜索されること無く置き去りにされた。
他にもクイズ大会(後述)で彼だけ得点が明らかに少なかったり、明らかに加藤先生が悪いのに先生の機嫌1つで生徒指導され滝山先生に心配されるレベルになったりと、憐れな目に会い続けている。
上輝 冬成(かみき とうな)
役 Nero
「じゃ…これからどうする?もう…来て挨拶して本当に終わって誰よりも早く学校から出たわけだが…」
本編第1話前編から登場。二年B組の生徒。1年次はG組におり、クラスメイトの掃樹とはその頃からの仲。
古めかしい屋敷に住んでおり、白儀という犬を飼っている。
スキンは渋い赤色の制服。また縁のある青い帽子を被っており、彼のトレードマークでもある。
好きな二字熟語は『剣術』、好きな食べ物は『ノドグロ』、好きなくもは『積乱雲』、好きな月は『如月』。
部活動はやっていないものの、屋敷の道場にて剣術の修行をしている。
性格は真面目で紳士的。しかし本編第2話冒頭で知希は遅刻だろうなと掃樹が発言した際「ざまぁ♪」と爽やかに嘲笑したり、教室に作られた3つのゲート(線路、ネザーゲート、謎の扉)のどれから先生が来るかの賭けに乗ったりと、少し辛辣でノリが良い。また加藤先生や他の人たちのボケを、ツッコみつつも寛容に反応していることから、恐らく掃樹よりも適応力を持っていると思われる。ただスルーしているだけかもしれないが。
彼の真面目さはあまり語られはしないものの、家に帰るとしっかり門を閉める、不審者探しの際に林花先生に事情を伝えに行く、矢渡とハイソンに入る際彼女を優先するなど、彼の行動の多くに見受ることが出来る。
しかし、そんな上輝であるが短編『唐突なクイズ大会』では一変し、なんとクイズ大会の司会を担当。彼らしからぬハイテンションで場を取り仕切り、掃樹を動揺させた。
なお、本編第5話では彼を中心にストーリーが展開されたり、他作品でそれなりの出番でゲスト出演したりと、生徒の中では中々に優遇されているキャラでもある。
秋西 知希(あきにし ともき)
役 Rokkotsu
「わー!先生!ちょっと先生の頭蓋骨折っていいかなぁ?」
本編第1話前編から登場。2年B組の生徒。1年次はP組にいた。
スキンは派手な青色の制服。最大の特徴は目に悪そうな蛍光色の緑髪。
好きな二字熟語は『轟き』、好きな食べ物は『砂埃』、好きなくもは『セアカゴケグモ』、好きな月は『骨付き肉』
性格は常にハイテンションで、生徒達の中ではトップに君臨する狂人。しかし第一話後編では神社にて「みんなが健康で長生きできますように」と祈願する善良な一面を見せた。
好きなことは人の骨を折ることと亀の甲羅でブーメランすること。特に骨を折ることに関しては並々ならぬこだわりを持っているらしく、時と場を選ばずに「骨を折らせて」とせがんだり、自らの骨をも自分から折りたいと言い出すほど。
また手先が器用らしく、犬のしっぽでホトトギスが作れたりするらしい。
彼の行動はとても言語化して説明できるものではないため、ここでは彼の言動の一部を語録として置き、その狂人ぶりを紹介したい。
- 「あぁーごめん、ちょっと飼ってる鶏の首をオランダの友達にプrrrrrrレゼントしてたんだよねぇー」
- 「頭痛い?骨折れてるの!?頭蓋骨骨折してるの!?ねぇねぇねぇ!ねぇねぇねぇねぇねぇ!」
- 「先生の膝の煮込みがほしいな」
- 「そこの人間失格共ー」
- 「なんか、携帯としても使える岩塩ってのが最近発売されてるんすよね?」
- 「駄菓子屋でさ、掃樹君売ったら何円になるかな?」
- 「夢と希望が落ちたな(イケボ)」
- 「ねーねーどうしたの?そんな体脂肪率五千六百%みたいなフリーザみたいな顔して」
- 「僕この時間ここでよくUFOよんでるから」
- 「じゃあ僕この…ソーセージ味噌煮込みショートケーキ風味のチーズケーキでいこう」
- 「先生ダカラッテソンナコト良イト思ッテンノカー!?」
- 「昼休みだから暇だなぁって思ってちょっとゴミ箱の気持ちになってみたんだけど早く死ねばいいのに掃樹君。
- 「右から焼肉、Smoke EGG、ベーコン、シロクマだね」(※かき氷の味である。)
- 「昨日のさあ!土星VSマングースVS田中武みた!?」
追加メンバー
江口 響(えこう ひびき)
役 リペント
「はい、江口(えこう)ですけれど」
特別編から登場。担当科目は音楽。
スキンはボタンを全部空けたスーツを着用しマスクをしている。
滝山先生に「えぐち先生」と間違えられるが「えこう先生」が正しい。
特別編で新メンバーが加入したため追加されたキャラクターだが、彼のみ既に与儀高校の教員という設定。
性格は静かだが、第四話で騎西が公欠願いを願い出た際に、「君は馬鹿なのか?」と言って一蹴するなど、結構辛辣。
一見まともそうに見えるが、加藤先生が隣町の学校を爆破すると言った時、それを聞いていたにもかかわらずそれを止めず黙認し、更には学校の大きさを訊かれて助言した。それどころか加藤先生に隣町に学校があることを話した張本人であり、ある意味学校爆破の原因を作った人物と言える。
ちなみにマスクは花粉症対策も兼ねているが、実はマスクを取ると声がエコーになり、一回のくしゃみで職員室の窓ガラスが全部砕け散るほどの高周波を出すことができる。(小話13話『花粉』)
しかも本編第六話ではなんとこのエコーを利用し、時報のチャイムを担当していたことが判明、チャイム中に咳き込んで教室にいたB組生徒一同を驚愕させた。
また小話23話『一日』では江口先生の声真似がいくつか確認できる。
澤田 薩居(さわだ さつい)
役 紅葉
「いいかお前らぁ!ナイフを振るときは必ず頸動脈を狙え!!」
特別編から登場。担当科目は体育。
スキンは全身を黒いジャージで包み、頭にゴーグルを装着している。
性格は口が悪かったりボディランゲージがあったりと荒っぽいが、前の職場である隣町の学校が爆破された際には生徒達を先に逃がすなど、先生らしい一面も持っている。また初対面時は『誰だお前らぁ!』と言って警戒していた滝山先生とは一緒に呑みに行く仲であるようで、過去は振り返らない性格なのかもしれない。
殺しのテクニックに詳しく、いつもナイフ(初期はデフォルトの鉄の剣だったがテクスチャ変更によりナイフになった)を持ち歩いている。特に頸動脈を狙うことにこだわりを持っており、生徒達に殺しのテクを教える際は必ず頸動脈を狙うよう指導する。なおその様子は小話23話『一日』でも確認が出来る。
恐ろしいことに彼の頸動脈への執着は生徒にも向けられ、小話21話『悪戯』ではお菓子を貰おうと近づいてきた家屑をみてその頸動脈を狙おうとするなど、ある意味で加藤先生より危険な人かもしれない。
とっつぁん
役 ヴィオラ
「あ、どうもー。えー、あのー、私のことはとっつぁんと、お呼びください」
特別編から登場。与儀高校の事務員として勤務。スキンは渋い茶髮でこれまた茶色の長袖シャツを羽織っている。
今の時点(本編全十一話、加藤先生小話全32話+α)の段階でこれと言った出番が全く無く、本名も不明。おそらく裏方で事務の仕事をしていると思われる。
しかし、なんと小話最新作である34話『事務員』にて、なんと初登場から実に6年ぶり、しかも初の主役となって再登場した。
内容も校門の花壇の手入れやプリントを届けるなど、とっつぁんの仕事風景がメインとなっている。しかしながらとっつぁんの仕事に対する態度や生徒達への思いやりの深さなど、今まで出なかった分彼の性格がよく分かるお話となっている。
近ノ田 達郎(このだ たつろう)
役 塩握り
「ザアアアアアッッヒョオオオオオオオオオオ!」
特別編から登場。担当科目は地理。弓道部の顧問をしている。ダメ教師三号。
スキンはキャップのような帽子をかぶり、登山用ジャケットのような物を羽織っている。
性格は興味のあるものには一直線といった調子で、逆に捉えれば興味のないものには全く頭に入れていないとも取れる。
「座標」が何よりも大好きで、その熱意は他の先生方(加藤先生を除く)を引かせるほど凄まじい。
具体的には教員内での自己紹介の際に、「ここの座標めっちゃいいっすね!」と言って与儀高校職員室の座標の素晴らしさを嬉々として解説し、一人で自分の好みの座標を探して席を決めたほどで、その様子に他の先生たちは黙るだけだった。ちなみに自己紹介が終わった後も「ここの座標いいなぁ」と一人で呟いていた。因みにその座標好きっぷりは小話23話『一日』でも確認できる。
本編第4話にて滝山先生を取材したい生徒3人(騎西、知希、家屑)の公欠願いをあっさりと許可したが、先生は公欠の意味を忘れていた。
竹月 力功(たけづき りっこう)
役 紅葉
「いや、Mytubeはね、もう世界中に愛されてる(以下早送り)」
特別編から登場。隣町の学校から与儀高校に転校した生徒の1人。
スキンはシンプルな青色のシャツにズボン。
性格は活動的でフレンドリーな性格をしているが、本編第8話ではインチキ商売をする射的屋に弾をぶち込むなど、しっかりした一面が見れたりする。
Mytubeという動画投稿サイトにて、タコ金TVという名前で活動している。そのためかビデオカメラ(金床)を手にしていることが多い。
動画に関してはゲーム実況や顔出しなどをしている・・・のだが、ゲーム実況は『Tell of dirty WADAN mor fair』という色々中途半端なFPSの謎ゲーとフワフワした解説、顔出しでは薬草を探すというのに釣りをしたりと、曖昧だったり趣旨からズレていたりすることがある。しかしながら小話9話「動画」では編集作業をやっている様子が見られ、動画制作には真剣に取り組んでいることがわかる。
ちなみに加藤先生からはMytuberであることを買われ、HISONの宣伝などを任されたりする。また先述のゲーム実況においては掃樹と上輝、知希を呼んでのプレイ、かつ動画撮影も3人の許可を得てから始めるなど、常識はある模様。
源 雅(みなもと みやび)
役 リペント
「普通の高校生です、宜しくお願いします」
特別編から登場。隣町からの転校生。
スキンはシャツにクリーム色の上着を羽織り、紺色のズボンを履いている。
性格は飄々としており、彼曰く普通らしい。だが第六話にて不審者の話題が挙がった際に、「俺たちでその不審者ぶっ潰そうぜ」と提案するなど、結構物騒なことを言う。
また学校が爆破された際、学校が無くなって行かなくて済むことを「マジか!ラッキー♪」と喜んだりと、かなり呑気な性格なのが窺える。
普段は知希といっしょにご飯を食べたり(小話14話)、ジャックネット加藤に出演してたり(小話15話)、唐突に柔道をやってみたいと言ったりと(小話16話)、時々カオスに巻き込まれつつも平和に過ごしている。
だがそんな雅は、加藤先生シリーズ史上最も闇のあるキャラクターなのである。
証拠としてまず上げられるのが、小話11話「遅刻」でのセリフ。彼が何故か地下にある自室から学校に行く際に、なんの前触れもなく「でも俺、親いないしなぁ」と呟いていたのである。
そして何より、前述の小話が投稿されて5年ほど経ったある日、なんとMusa氏ご本人から、雅がかつて元ヤンであったことが発表され、それを聴いていたファンを騒然とさせた。
彼に一体どんな過去があったのか、是非動画で観てみたいものである。
騎西 誠(きさい まこと)
役 けーま
「この学校はおかしい事だらけだ」
特別編から登場。隣町からの転校生。新聞部所属。
スキンは濃いグレーのシャツを羽織り、黒いズボンを穿いている。あと糸目。
性格は生徒陣の中で一番大人しい。だが新聞部での活動では、意外な行動力を発揮するなど、熱い一面を持っている。
先述の通り新聞部の活動にはかなり意欲的で、第四話『秘密の部屋・・・?』では知希と家屑(後述)と結託し、滝山先生を拉致し、それが失敗すると今度は尾行を始めるほど。しかもその結果滝山先生がカジノを経営していることを突き止めているので、彼の探究心が如何に強いかがわかる。
矢渡 美織(やわたり みおり)
役 なっちぃ
「先生って…いっつもあんな感じなんですかぁ…?」
特別編から登場。隣町からの転校生。弓道部所属。
与儀町の一軒家に沢山のウサギ達と暮らしている。
スキンは水色のパーカーに膝当てのついたズボン、そしてトレードマークであるメガネを掛けている。生徒陣、ひいては2年B組加藤先生シリーズの紅一点。
性格は真面目で、掃樹や上輝に次ぐ常識人であるのだが、実はかなりのオカルトマニアで、その手の話になると饒舌になったり怪しげな笑みを浮かべる。また、最近になって少し根に持つタイプであることがわかった。(後述)
前述のオカルトマニアのギャップで時折ブレるものの、その真面目さはかなりのもので、同じく真面目キャラである上輝とはよく二人でいることが多い。
また普段は静かなのだが、本編第8話での知希の行き過ぎた行動についには激怒するなど、かなりの常識人であることが分かる。
ちなみに弓道部には欠かさず通っているようで、本編第11話『タピオカ』では、大量のスライムを前に殆ど一人で立ち向かうシーンなどから、その実力の高さが分かる。
ちなみに部活の際は上輝家の道場を借りている。
なお、彼女いわくオカルトの良いところは「普通に考えたらありえないようなことが起こるってところ」らしい。
現時点(2021年11月)で最新作である本編12話『名は体を表す』では冒頭から登場し、HISONの商品全てがどこぞの屑に買い占められたことでアイスが買えなかったことから物語が始まる。
鬼塚 武士(おにづか たけし)
役 塩握り
「いやんだぁ♪はじめまぁして皆さん」
特別編から登場。隣町から来たオカマ。
スキンは派手な茶髪に黒いベストで、グレーのズボンを穿いている。
性格は基本は姉御肌だが、怒らせると一番マズイ人物。
そのオカマというとてつもないインパクトから、編入当時初期メンバー三人組を引かせた。だが、その後は(少し距離感はありつつも)打ち解け、クラス内では皆から「武ちゃん」と呼ばれ親しまれている。
だが、性別の話題になると豹変し、圧を掛けるような話し方で怒りだす。その怖さたるや、お調子者の家屑がすぐに黙るほど。ちなみに、武ちゃんではなく武士と呼び捨てで呼ぶと呪うらしい。
また、香水などのお洒落にはかなり意識が高く、特に香水に関しては、シャルルという香水がお気に入りらしい。
ちなみにこのシャルルという香水、実はお値段1本60万円、しかもエジプトのみで販売しているという超高級品で、武ちゃんは度々エジプトに足を運んでいる。そのため、武ちゃんが登場しない回は大抵エジプトに行っているとされている。(実は一回だけ刑務所に入って欠席したことがある。)
ちなみにシャルルの商品の一つである『シャルルNo.4』のキャッチコピーは『オカマが使えばいい香り、それ以外は即死』。
家屑 出(やくず いづる)
役 ヴィオラ
「やっぱりお金の力って偉大だなぁぁ!!」
特別編から登場。隣町から来た転校生。掃樹とは小学生時代の幼馴染。
与儀町にて場違いにデカく露骨に豪華な豪邸に暮らす大金持ち。
スキンは茶髪で、オレンジのT-シャツにズボンを穿いている。また手にグローブを付けているのも特徴である。
性格は陽気で、それでいて屑。その屑っぷりは制作陣、キャラクター双方が認めるほど。
何故こうも屑キャラと言われるのか。それには彼の金遣いや態度にある。
実は彼、協力的な時もあるが与儀高校に編入して早々に加藤先生のことを「マジあの先生楽勝だなぁ」とナメた発言をし、さらには本編第5話で遅刻が加藤先生にバレた際なんと賄賂として金インゴットを渡し、受け取って有耶無耶にした先生(あんた仮にも教師だろっていうのは禁句)を「チョロいな」と言って小馬鹿にしたりと露骨な行動や態度を取る。
もちろんただ屑という訳ではなく、本編第4話では報酬を求めつつも知希と共に新聞づくりを手伝ったり、本編第8話では屋台の代金を全員分払ったりと、人助けをする一面は見られる。
しかし、クラスメイトからは時折そのまま『屑』と呼ばれることがあり、印象自体はそれほど良くない模様。
最新エピソードである本編12話では、家屑がストーリーの中心人物として展開され、冒頭でHISONの商品全てを買い取り、その様子を動画として撮影していた。
彼がどうなったのかは、是非その目で確認してほしい。
ちなみに追加メンバー組の中で唯一OPムービーに登場していたりする。
他作品からの登場キャラ
陸(りく)
役 不在
マイクラドラマ『名前取り』(以下 名前取り)からのゲスト出演。
蓬屋先生が住む屋敷に住んでいる幽霊。
海(うみ)
役 Rokkotsu
『名前取り』からのゲスト出演。
記憶を失い、与儀町の病院で暮らしている。
とても派手な紫髪がトレードマーク。
院長先生
役 加藤(食物繊維)
『名前取り』からのゲスト出演。
与儀町に建てられた病院の院長で、海の面倒を見ている。
なお、彼のスキンは本編第10話『マッドサイエンティスト』で悪の科学者(加藤先生)の助手役として流用されている。(中の人はNero氏)
現(うつつ)
役 Musa
長編マイクラドラマ『夢菓子』(以下 夢菓子)からのゲスト出演。
林花先生と面識のある謎の人物。
本編第6話では不審者として2年B組の生徒たちに追われてしまう。
常(とこ)
役 加藤(食物繊維)
『夢菓子』からのゲスト出演。
謎の空間で現を待つ謎の人物。
彼も林花先生と面識があるらしい。
望(のぞむ)
役 ダイソン
『夢菓子』からのゲスト出演。
2年A組の生徒。
林花先生に気に掛けられており、良く図書館へと出入りしている。
その他
詐欺師
役 ダイソン
短編編『電話壊したその理由』より声のみ登場。
オレオレ詐欺で滝山先生を騙そうとした。
チャン
役 Rokkotsu
本編第6話より声のみ登場。2年A組の生徒。
海外出身のようだが、どこ出身なのか分からない。
猪ノ下 陰水(いのした いんすい)
役 加藤(食物繊維)
本編第6話より声のみ登場。2年A組の生徒。
特徴的な声質で、情報料としてお金を要求してくるなど、名前通りの陰湿さが窺える。
草
役 Rokkotsu
本編第7話『緑色のワケ』より登場。そこらへんにいる喋る草。
自分らは光合成して酸素を作っているというのに、それを感謝するどころか踏みにじり(物理)、仲間たちを刈り続ける人間に強い恨みを抱えている。
林花先生の父
役 Nero
本編第7話より登場。その名の通り林花先生の父親。
通りすがりの高校生(掃樹)に草刈りの手伝いを頼んだ。ちなみにお駄賃込。
余談
- このシリーズ最大の特徴として、演者さん達のアドリブ力が挙げられる。実は加藤先生シリーズはストーリー展開はある程度決められているものの、そのセリフの大半は演者さんのアドリブなのである。特に上記の知希の強烈な名言は、後述のNGシーンでいくつか確認できるが、その殆どがRokkotsu氏による即興ネタなのだ。
- また、本シリーズ、ひいてはNoMa社Radio制作のマイクラドラマ全体の見どころの一つとして、NGシーンが挙げられる。このNGシーン、Musa氏本人の手によってまとめ動画が作られるほどの量で、作品を支える要素の一つであり、おまけながらもその見応えは抜群である。(ちゃんと本編を観た上で視聴してください。)
- 本編第4話からずっと出番のない騎西だが、演者であるけーま氏が残念ながら諸事情により活動出来なくなってしまったため、2021年9月現在登場出来ずにいる。(けーま氏最後の出演作は恐らく短編ドラマ『灯りのない船』と思われる)もし機会があるのなら、未だに見れていないクラスメイト達、先生達との絡みを観てみたいものだ。
- OPムービーで掃樹の実家であるケーキ屋に入店する客は、後に『灯りの無い船』にて能登という名で登場している。しかし灯りの無い船の舞台である港と与儀町の関係性は今のところ不明であるため、OPに出てくる客が能登であるかは定かでは無い。
- キャラクター達の中で家屑は名前の由来が明らかになっている数少ないキャラで、そのものズバリ「家の屑、出る」から。
- 矢渡さんの家がウサギだらけなのは、演者であるなっちぃ氏がウサギ好きだかららしい。
- 武ちゃんの無茶苦茶な金銭感覚に関しては、Musa氏ご本人から彼女(彼?)もお金持ちなキャラクターであるという裏設定が発表されている。
- 筆頭スタッフであるMusa氏と加藤氏は月に一度、マイクラドラマ関連の裏設定や制作秘話などを語るラジオ生放送『MKココらじlive』を配信している。裏話だけでなく、ゲーム実況やゲストを招いた対談なども行っているため、興味がある場合は視聴をおすすめする。
- また上記のラジオ曰く、『キャラクター達の行動原理は好奇心』であることが判明している。これに関して、本編第4話での騎西の意外な行動力や、本編第6話での生徒たちの不審者捕獲作戦など、様々なシーンから確認することができる。