概要
当時の悟空は10倍界王拳が限界だったが、それでもフリーザには手も足も出ずにやられており、20倍界王拳に全てを賭ける事を決意して使用した。
フリーザとの距離を一気に詰めて左フックを食らわせ、追撃は避けられるもすぐさま高めた気を20倍界王拳かめはめ波として放った。
だが、フリーザに大きなダメージを与える事は出来ずむしろ半端に効いてしまった事で逆に怒らせてしまうだけだった。
悟空も内心で「くそったれめ……」と毒づくなど珍しい演出がされている。
コレで本当にフリーザが半分しか出してなかったら終わりと思いながらの一撃であるため、作中ほぼ唯一「想定より弱くあってくれ」と願い、想定以上であったという無慈悲な現実を突きつけられたのである。
また、効いたという事実そのものが妙なトリックやギミックで無敵というわけではなく単に地力が足りて無いという証左になるので、正しく「(元気玉以外に)完全に勝ち筋が途絶えた」瞬間である。
身も蓋もない話、ストーリー的には大きな意味を成す事は無かった技だがその迫力や限界を超えた姿に熱くなった少年は多いだろう。
ゲーム『ドラゴンボール舞空烈戦』では、心臓病で超サイヤ人になれなかった悟空がドクター・ゲロとの戦いで使用、また究極技として20倍界王拳があり技の内容は界王拳を発動してラッシュを仕掛けトドメにかめはめ波を放つものとなっている。