3発機

さんはつき

エンジンが3基ある飛行機。

3発機は、飛行用のエンジンを3基載せた飛行機。

概要

プロペラ機であれば左右の主翼と機首に1基、あるいは複葉機やパラソル翼の機体であれば主翼上に3基。

ジェット機であれば主翼か後部胴体の左右側方に1基ずつと、垂直尾翼の付け根か胴体後端に1基となる。

もともとはエンジンの信頼性が低かった頃のもので、レシプロ機でも双発で充分な信頼性・性能が確保されると作られなくなった。

ジェット機登場後も、当初は双発機に対して緊急時に着陸できる空港から(その機体の巡航速度で)60分以内の距離に敷かれた航路以外を認めないという規制があったため長距離国際線向けを中心に3発機が製造されていたが、より大型の4発機の一般化、双発機でもエンジンの信頼性が向上し航路の規制が緩和されたため作られなくなった… が、フランス ダッソーのビジネスジェット機 ファルコンシリーズは今でも3発機がラインナップされている。

代表的な機体は

• ダグラス DC-10
• ボーイング 727
• ツポレフ Tu-154
• ロッキード L-1011

など

現在使用されている機体は、ほとんどが貨物機か軍用機である。

関連項目

旅客機　貨物機　軍用機