アジア
中国
唐の後期から末期にあたる。
安史の乱以降、唐はめっきりと衰え、皇帝の支配域も徐々に縮小していった。
辺境の警備を担当する節度使が徐々に力を付けて、唐を脅かすまでになる。
そして、875年に黄巣の乱が起きると、衰えていた唐にはもはや抑える力は残っていなかった。
9世紀中には辛うじて命脈を保っていた唐も、10世紀初頭の907年、節度使の朱全忠によって滅亡するのであった。
日本
平安時代の前期にあたる。
朝鮮半島
新羅統一時代の後期にあたる。
この頃の新羅は皇位相続争いが絶えず、次第に国力が衰え、892年に後百済、901年に後高句麗(後の高麗)が起こり、朝鮮半島は再び三国時代となる。(「後三国時代」)