解説
99式戦車(99式主戰坦克・ZTZ-99)は、1999年に制式化された中華人民共和国の第3世代主力戦車。
125mm滑腔砲、複合装甲・爆発反応装甲、アクティブ防護システムなどを有する。
問題点が多く、実用には向かなかった98式戦車を原型とする改良型で、基本設計はソ連製T-72に準ずるものの、中国の独自技術および西側の技術も導入されており、結果として99式戦車は西側戦車の角形砲塔と東側戦車の小型車体が組み合わさったような外見の車輌となった。
現行の配備数は推定1,300輌程度。96式戦車と並んで人民解放軍機甲部隊の主力を担っている。