ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

AVICII

あゔぃーちー

AVICIIとはスウェーデン出身の音楽プロデューサー兼DJ(現在は引退)である。本名はTim bergling(てぃむばーくりんぐ)。名前の由来はサンスクリット語で「無間地獄」を意味する「avici」から。 別名義で「Tim berg」「Tom hangs」としても活動している。 Pixivでは「avicii」と検索するとイラストが出てくる。 享年28歳(1989~2018)
目次 [非表示]

経歴編集

生い立ち編集

1989年9月8日スウェーデンの首都ストックホルムで生まれ育つ。母親は女優のアンキ・リデン。

小さいころから兄とともに様々な音楽を聴く。元々、音楽家になりたかった彼はピアノやギターを習うが、その後音楽制作ソフトを見つけ、それに夢中になる。さらに、ダフト・パンクやティエストなどに影響を受け、ダンスミュージックに心酔する。

高校を卒業後、彼は改造した自分の部屋で本格的に音楽活動を始め、様々なブログで音源を発表する。

2008年、彼は英国のテレビ番組「Fast Trax」を勝ち抜き、レーベル「Bathroom Bedlam」と契約し、シングル「Manman」をリリース。その後、「At Night Management」とも契約する。

2008~2012編集

2009年にデヴィッドゲッタの「One Love」リミックス。2010年に「Bromance」を発表するなど精力的に活動を行っていた。

2011年、

まず「Seek Bromance」をリリースし、オーストラリアなどでゴールドディスクを獲得する。

また、デヴィッドゲッタとコラボした「Sunshine」は後にグラミー賞のダンス・レコーディング部門にノミネートされる。

歌手のレオナルイスがAVICIIの曲を無断サンプリングしたとしてもめた「Collide」は、和解後リリースし全英4位を記録する。

そして、10月28日、シングル「Levels」をリリース。この曲はアメリカやドイツなどでプラチナディスクを獲得する。この曲はAVICIIの名を全世界に広めることになる。

2012年にはニッキーロメロとの「I Could Be The One」が全英1位を記録。

しかし、この年アルコール中毒となって入院する。これ以降アヴィーチーは入退院を繰り返すことになる。

2013~現在編集

2013年、AVICIIは「Levels」だけだと思われたくないととの思いから、新鮮で違ったことをしようと決めた。そうして、生まれたのがメジャーデビューアルバム「True」である。そのリードトラックとして発売された「Wake Me Up」は英国初日だけで約88000枚を売り上げ、全米4位、全英を含む9ヵ国で一位を獲得する。またアメリカやカナダなどプラチナディスク認定。

そしてアルバムの「True」は全世界70ヵ国のiTunes音楽チャートで一位を獲得するなど大ヒットを記録する。またこの年にはMTVヨーロッパ・ミュージック・アワード最優秀エレクトロニック賞などいろんな賞を獲得する。

2014年、シングル「The Days/The Nights」をリリースする。

さらに、FIFAワールドカップの公式アンセム「Dar um Jeito」をサンタナらと共作。

また、コールドプレイの「A Sky Of Full Stars」をプロデュース。

しかし、病気の関係でライヴツアーの方はあまり活動出来なかった。

2015年、病状が回復するとツアーを再開し、その後セカンドアルバム「Stories」を発表する。

リードトラック「Waiting For Love」などがヒットする(ちなみに、この楽曲は、「Monday Left Me Broken Cat」という顔面が不気味な猫が歌うミームに使われている)。

2016年、コカ・コーラ全世界CMソングでおなじみ「Taste The Feeling」を発表する。

3月に突然DJ活動を引退すると発表、2016年8月26日のステージを最後にDJシーンから離れたが音楽活動は継続している。

引退後は今の生活を非常に楽しんでおり、インスタグラムにたくさん写真を投稿している。

2017年にEP「Avīci」を発表する。

2018年、4月にオマーンで急死。28歳の若さでこの世を去った。

2019年、死後共に曲を作り上げてきた仲間たちがAVICIIの残したメッセージや手紙のやり取りをもとに最後のアルバム「TIM」を完成させる。日本では6月7日に発売された。

特徴編集

彼の音楽の特徴は、カントリーとEDMの融合させた革新的なサウンド。また、キャッチーなメロディと楽曲ごとにメッセージが込められている。彼の曲はマドンナコールドプレイなど多大なアーティストから絶賛された。

人物編集

純情で素朴。また生まれつきシャイであまり目立つこと自体は好きではない。そのため、多忙なスケジュールや周囲の期待に対するプレッシャーを抱えて、過度な飲酒に走ったこともある。

彼の引退理由もこれらが原因で、彼自身もライヴをする程のモチベーションがなかったと語っていた。

また現在のEDMシーンに対してネガティブに考えており、「4、5、6年前からEDMは過飽和状態になってきた。あの頃から金が全てになった。その頃から僕はEDMとの関わりを持ちたくないと思っていたんだ。」というコメントを残している。

彼自身の楽曲には人生や友情、複雑な恋愛関係、自身の気持ち(?)など暗く切ない歌詞が多い。

さらに、作曲に対して非常なほどの完璧主義者で一曲作るのに600ものバージョンを作ったり、ライヴごとにボーカルを変えたりなど極限のこだわりを持っている。

引退後のSNSでは彼のお茶目な部分がみれる。

Hand Movement編集

大抵のDJはライヴで飛び跳ねたり、マイクパフォーマンスをすることで観客を盛り上げるが、

AVICIIの場合体を揺らしながら手をくねくねさせるという特殊な動きをする。EDMファンの間では有名で彼のライヴでは時々真似してる人もいるほど、人気は高い。

ちなみに2011年ごろと2016年ごろの動きを比べると確実に進化していることがわかる。

日本との関係編集

そんな彼だが日本とはとても深い関係にある。

2016年に初めて来日をした彼だが本当はそれまで三回も来日を見送っている。理由は主に

病気であり、彼に非はないのだが…(この頃から彼は海外でも病気で公演をいくつかキャンセルしている)

そのため来日した際には、平成の鑑真といわれた。さらに、公式サイトでは来日しただけで緊急速報が流れた。大げさかもしれないが彼が来日するというのはそれぐらいの「Level」である。

その後、AVICIIは日本での生活を楽しみ、「この国に恋してしまったよ」とSNSで発言した。

突然の死編集

2018年4月20日にオマーンで急死したことが代理人によって発表された。

ZEDDやザ・チェインスモーカーズなど数多くのアーティストやファンが追悼メッセージを掲げた。

死因は、プライバシーのため公表されなかった。だか、家族が出した声明文には彼の自殺を示唆するものであった。

また2020年にAVICIIの父親は彼が鬱によって過去にも自殺を試みていたことを告白している。

未発表曲について編集

上記に記載したとおり、AVICIIは完璧主義者で納得がいかず、没にしたり、未だに作り続けていたりする。それはたとえどれだけ有名なアーティストとコラボをしていたとしても例外ではない。有名なところではコールドプレイのボーカルであるクリス・マーティンとのコラボ曲「Heaven」であろう。2015年に発売したアルバム「Stories」に収録される予定だったがAVICIIもクリスも納得がいくようなものを作ることができず、結局AVICIIが亡くなるまでに発売されることはなかった。その後仲間たちが発表した。

最後のアルバム編集

AVICIIの死後、共に曲を作ってきた仲間たちはほぼ完成していたAVICIIの曲を発売させるか悩んでいたが、AVICIIの家族と話し合って発売することをきめた。

上記の「Heaven」や「Wake Me Up」以来のコラボとなるAloe Blaccと「SOS」さらに坂本九の「上を向いて歩こう」をサンプリングした「Freak」など全12曲を収録したアルバム「TIM」を完成させた。

余談編集

DJのOtto Knowsとは幼馴染。DJ AVICIIとして最後に発売した曲は彼とのコラボした曲であった。

deadmau5とSNSでケンカしたことがある。

「Stories」に収録されている曲の一つに「True Believer」という曲があるが、この曲はコールドプレイのボーカルのクリス・マーティンがコーラスとピアノで参加している。


外部リンク編集

オフィシャルサイト

ウィキペディア

関連記事

親記事

DJ でぃーじぇい

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 133996

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました