概要
エースとルフィの眩しい兄弟愛が描かれた作品につけられるタグ。
作品によっては腐向け。ルフィが女体化するとD兄妹になる。兄弟という意味では派生で、サボが加わると盃兄弟になる。
二人は実の兄弟ではないが、約七年間兄弟のように共に育った。会話や食事中に突然寝たりするなど、食い逃げを一切悪びれない等共通している。
ルフィは血が繋がらずともエースを実の兄として慕っている。
初対面では人間不信に陥っていたエースに露骨に嫌われていたものの、孤独を嫌うルフィは必死に追い求め、結果的にサボを含めて仲は深まり兄弟の盃を交わす。
エースの存在はルフィにとって超えるべき壁であり、愛すべき兄であった。(ちなみに肉親であるガープと別れる際はあっさりしていたのに対して、エースのときは残念がっていた。)
故に彼の死はルフィを深い絶望に落とし、一時期は身も心も崩壊寸前にまで追い詰められた(後に乗り越えた)。
エースは当初はルフィを露骨に嫌っていたが事件を機に態度を徐々に軟化させていく。
サボの死後は託された使命感と、自分を頼るルフィへの愛情から兄の意識が芽生え成長していった。
後のエースは「お前はいつもそうさ。俺の言うこともロクに聞かねぇで無茶ばかりしやがって」と苦言を呈しており、サボ不在の七年間、弟に振り回され続けたエースの苦労は計り知れない。
サボの死と守るべき弟の存在はエースの人格に大きな影響を与えていき、悪辣な乱暴者だった少年が礼儀正しく明るい好青年に成長した。
(盃兄弟のときも笑ってはいたが、青年期の陽気過ぎる変貌っぷりはルフィの存在が大きい)
マリンフォード頂上戦争でルフィの決死の行動の末に囚われの身から解放されたエースだが、赤犬の猛攻から弟を庇い命を落とす。最後は最愛のルフィの胸の中で息を引き取った。
エースのブラコンっぷり
エースはルフィがいる前では「出来の悪い弟」と言っていたが、白ひげ海賊団やヤマトには一転して弟自慢を披露しており、場所関係なくルフィへの愛が溢れている。
特に作者公認のワンピースパーティーでのエースは周囲が呆れる程ブラコンとして書かれている。
どこで回収したのかルフィの手配書を大量に回収して常に所持。しかも「昔はおれの後ろをついて回ってすぐに泣く何もできないヤツだったのに」と、ルフィの自己チューさを助長させていたといっても過言ではない台詞が出た。
つまりエースはルフィの言動や行動に振り回されつつ、結局は弟可愛さに望みを叶えていた、という事に…。
ウソップの「ルフィにワをかけた身勝手野郎かと」は、あながち間違ってはいなかった。
また、盃の絆とは別にエースとルフィはミドルネーム「D」と「父親が大犯罪者」といった共通点がある。
出自に思い悩んでいたエースが、実は弟も同じ境遇であったと知ったときの気持ちを考えると…奇しくもドラゴンの存在がエースのブラコン化に拍車をかけたのかもしれない。
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ONEPIECE モンキー・D・ルフィ ポートガス・D・エース