概要
VHSやベータのような磁気テープではなく光ディスクであるDVDに記録することで利便性を高めたビデオデッキ。
初期のモデルは直接DVDへ録画していたが、ハードディスクの価格が下落したことで一旦HDDへ録画し、後からDVDへ移すことが可能になった。
テレビ放送が地デジへと移行した現在は、CPRMという著作権保護機能に対応したレコーダーとディスクの組み合わせでなければ録画できない。
記録メディアがBlu-rayとなったブルーレイレコーダーも基本的な操作はDVDレコーダーと変わらず、記録容量の増加の他に劇的な変化は無い。
「デジタル三種の神器」などと呼ばれたが、今やHDD内蔵や外付け可能のテレビも多くなり、あまり使われていない。
またそれ以上に2010年代以降の動画配信サービスの普及やテレビ離れによりテレビ放送を録画すること自体が下火になりつつある。
DVDに拘る層は、パソコンやスマホでの視聴では画質的に満足できないマニア層、インターネットに疎くそもそもインターネット上では視聴できない高齢者層など、一部の層に限られる。
特にアダルトビデオは検索機能の規制でそもそも見たい作品がネット検索に引っ掛かりづらいこともあるため、愛好家の中にはオフラインでDVDを探してDVDプレイヤーで見る層も少数ながら根強い。
昨今のDVD離れの影響でモニター付きDVDプレイヤーですら時代が進むにつれて価格破壊されており、2024年時点では安物なら1万円あればモニター付きDVDプレイヤーが買える時代となっている。
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torne:プレイステーション3専用のHDDレコーダー