概要
JBAに所属する技術者の1人で、丸いサングラスと逆V字型のヒゲが特徴。
髪・髭・サングラス・ネクタイに至るまで黒で統一されており、ちょっと怪しい風貌である。
ホビーアニメでお約束の「〇〇博士」的ポジションのキャラクターで、ビーダマンに関する
知識及び製作技術はかなりのもの。第六研究所の所長を務めている。
初登場時はJBAスタッフの1人としチームガッツの新ビーダマン製作をサポートし、
ファイティングフェニックス製造中のトラブルを解決した。
同大会でチームガッツが優勝した事もあり、以後はチームガッツをサポートする
JBA技術者として度々活躍している。
丸馬も舌を巻くほどの高い技術力・手際の良さから信頼されているが、
その分散々こき使われてもおり、切磋琢磨し日々進化していくビーダー達のために
ヨレヨレになりながらも必死にビーダマンを完成させるなど、作中きっての苦労人。
一方、(これもホビー漫画のお約束ではあるが)プロトタイプ新型ビーダマンの紛失、
人造ビーダーとして作ったAI・ロボットの暴走騒ぎを起こすなど抜けている面もあり、
チームガッツの面々の活躍で事態を収拾してもらっているのでお互い様とも言える。
なおJBAの組織構造はトップとなる「JBA本部」の下に第一~第六までの研究所が
独立して存在しており、各研究所には本部から新技術や基本となる新型のデータが
送られてくるだけでそれぞれの研究所が独自に新型ビーダマンを開発するという形になっている。
こうした形態を取っている理由はそれぞれ自由な発想で新型を作らせる事で
ビーダマンの可能性を追求するという理念によるものらしい。
作中では他の研究所の所長として第三研究所のDr.古賀や
第一研究所のDr.矢部などが登場するが、いずれもDr.タマノと同じく
お茶目で少年のような性格を持った大人達で、日夜張り合いながらも切磋琢磨している。
製作したもの
- ファイティングフェニックス:トラブルを解決しプログラムの更新を行って製作した。
- 片手撃ち用パーツ:丸馬が構築したプログラムをベースにアップデートし製作した。
- マスター攻略王SP3:マスター攻略王用に調整された三代目マスター攻略王SP。バトルフェニックスの奪還に挑むビーダー「かける」に貸し出された。
- ハンティングリンクス:イエローボンに採用されていたスコープユニットを搭載したPIビーダマン。製作したが使い手が見つからずにいたため、長い間お蔵入りしていたがある出来事により使い手と出会う。
小話
キャラクターのモデルになっているのは、実際にコロコロコミック誌面や
イベント会場等で活動していたDr.タマノ(演じていたのは天野幹俊氏)。
曰く、本人から原作者である今賀俊氏に『自分を物語に出してほしい!』という
オファーがあり、モデルにしたキャラクターが登場するに至ったとの事である。
また、氏はビーダマンというプロジェクト自体にも最初期の構想段階から
関わり続けており、特に初期のボンバーマンタイプのビーダマンに深い愛着を抱いているため、
メインの商品展開がボンバーマン型から独自造形に切り替わっていたタイミング
(具体的にはOSギア世代とPIビーダマン世代の間)にDr.タマノが
独自に研究・開発したという【ビーダマン Dr.タマノSP】なるものが発売されていた。
こちらのビーダマンは素体となっているのは当時の基準でも旧式のボンバーマン型だが、
大幅に改造されたトリガー及び専用のハードポイントが付いた腕部、そして
ビーダマン史上初となる電動発射可能なモーターバレルを備えるという唯一無二の特徴がある。
これと同時に、当時の最新型であるOSギア規格のパーツにもしっかりと
対応しているなど、非常に拘った作りの一品である。
関連タグ
チームガッツ:Dr.タマノが担当しているチームで、全日本ビーダー選手権から付き合いが続いている。
オーグル:タマゴ達の良き練習相手としてDr.タマノ達に造られた元人造ビーダーで、現在はJBA第六研究所でお手伝いロボットとして働いている。