概要
使用者は戸坂玉悟。
作中でタマゴが使用したファイティングフェニックスの後継機とも言うべきPIビーダマンで、フェニックスの名前通り、ボディのあちこちに炎を思わせるデザインがされている。そしてタマゴ曰く『友情という名の炎から蘇ったフェニックス』で、全日本ビーダー選手権の決勝戦で伊集院によってファイティングフェニックスが破壊されるのと同時に、自分を応援してくれるビーダー達の声援と共に井出のインパクトトリガーを使ってタマゴの元に届けられた。
その性能は、全日本ビーダー選手権編では無敵や最強と言ってもいい程で、
チームガッツを苦しめたケーニッヒケルベロスどころか、同じPIビーダマンであるアイアンサイクロプスのショットすらも難なく弾き飛ばす程のパワーショットでチームガッツを優勝へと導いた。
特徴
ホールドパーツにデルタシステムが搭載されているのはファイティングフェニックスと同じなのだが、バトルフェニックスにはそれに加えてアイアンサイクロプスと同じくホールドパーツにローラーパーツが仕込まれているため、ビー玉を発射する際の摩擦が軽減されている。
そしてキャノンサスと呼ばれる肩パッドのパーツが新しく備わっており、このパーツはホールドパーツと繋がっているため、ファイティングフェニックスの時以上に締め撃ちが楽になっている。
フェニックスは新しい姿へ進化する
全日本TOPビーダー選手権でも、その性能を存分に活かし、瀬戸内バイキングのショットを全くものともせず、特にキャノンショットは瀬戸内バイキングの船にヒビを入れてしまう程で、水中から発射した時は水の抵抗を一切受けず、まさに魚雷そのものと言っていい程の勢いで微塵も減速せずに進んでブイをゲットしてチームガッツの勝利の決め手にもなった。
瀬戸内バイキングとの一回戦で勝利した後は、JBA本部から更なる次世代機であるPI-EXビーダマンのデータが送られてきたのをきっかけに、タマゴがDr.タマノの提案を受ける形でバトルフェニックスは改造され、新しいフェニックスへと姿を変えたのだった。
立体物
タカラ(現:タカラトミー)から販売され、PIビーダマン用オプションパーツを装備することができる。しかしキャノンサスのバネの力が原作程は強くなかったため、『ファイティングフェニックスの時より弱くなった』と思う人もいたらしい。
余談
ビーダマン5周年記念を祝してアルティメットフェニックスというビーダマンが当時は販売されていた。
基本的にはバトルフェニックスがベースとなっているのだが、その購入価格は5000円と当時の子供には簡単に手が出ない価格だったのだが、その性能も子供向けの玩具を遥かに超えた規格外のビーダマンでもあり、
- 金属製かつズレを防止するラバーパッドが装着されたウィングが追加され
- キャノンサスには締め付け強化のために金属製のナットが装着され
- ローラーパーツはアルミ製かつラバーが加わったものに変更され
- フェニックスシリーズ共通のデルタシステムにはスプリングが追加され
- トリガーはアルミ製の大きいものに変更されたことで指で押す力をしっかりと伝えることができ
- ボディは高威力のショットに耐えられるようにダイカスト製で、足裏には滑り止めのラバーがついて安定して撃てるようになっている
といったどう考えても対象年齢を間違えてると言わんばかりの特徴を数多く兼ね備えている代物だった。
関連タグ
戸坂玉悟:使用者であり、Dr.タマノも「バトルフェニックスはタマゴくんでなければ真の力は発揮できない」と作中で説明している。
札月鋭一:番外編で一度だけ使用しており、イカサマなしで連戦連勝するほど強さを発揮した。
タマゴが使用したフェニックスの系譜
ファイティングフェニックス → バトルフェニックス → コンバットフェニックス