概要
SPI社の倒産に伴い、バンタム・ブックスを経てTSR社(現:ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社)が権利を有するようになった。
現在では絶版であり、後述の事情により日本語版も存在しない。
それまでのTRPG(ダンジョンズ&ドラゴンズなど)では、プレイヤー毎にクラス(職業)を分ける形が主流であったが、本作は各自のスキルに重きを置いており、当時としては画期的であった。
具体的には経験値を用いて職業のレベルを上げることで、職業毎の関連スキルを得ていくというシステムである。
戦闘面もシミュレーション性が高く、そのぶん高難易度である。それゆえ当時のプレイヤーからはプレイのハードルが高いとされていた。
ドラゴンクエスト?
名前のせいでややこしいが、スクウェア・エニックスの有名なRPGシリーズとは一切関係ない。
ただし、本作『Dragon Quest』が先に商標登録していたため、そちらのRPGシリーズはかつて海外ではDRAGON WARRIORと改題して展開されていた。
また、この名前被りにより本作は日本語版を展開することが難しかったという話もある。