ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

EX-41

いーえっくすよんいち

1980年代、米海軍によって試作された連発式グレネードランチャーである。後に陸軍も開発に関与したが、制式採用されることはなかった。しばしば構造の類似する、ベトナム戦争時代の「チャイナレイク」グレネードランチャーとの混同が見られる。
目次 [非表示]

概要編集

米海軍ルイズヴィル兵器ステーション(Naval Ordnance Station Louisville)が、米海兵隊の単発式グレネードランチャーM203を置き換える目的で開発した装備である。後に米陸軍ピカティニー造兵廠も開発に関わっている。

構造としては、銃身下部に平行に配置されたチューブマガジンから手動での装填を行う、ショットガンで一般的な(そしてチャイナレイクでも使用された)ポンプ・アクションの作動方式を利用しているが、EX-41の特徴はM203やM79で使用される低圧の40×46mmグレネード弾のみならず、Mk19連発式グレネードマシンガンなどで使用されるより高初速の40×53mmグレネード弾を使用できるように設計されている点にある。

より高圧の弾薬を使用可能にし、発射反動を抑えつつも軽量化した上で、3,000mまでの有効射程を持つ支援火器が設計の目的であったが、結果的に試作品の重量は10kg近くと汎用機関銃並であり、試作品1丁の完成を見たのみで開発は断念された。


「チャイナレイク」との混同について編集

EX-41


EX-41はチューブマガジンの配置やポンプアクション式連発グレネードランチャー、という構造そのものが、そして「グレネードランチャーの連発化による携行火力の増大」というコンセプト自体がベトナム戦争時代に製作された「チャイナレイク」グレネードランチャーと類似しており、各種の文献やpixiv内のタグでもしばしば混同が見られる。

これについてはEX-41自体が試作に終わった知名度の低いプログラムであったことと、一方でチャイナレイクの知名度がその少ない生産数に反してひとり歩きしたことから、「チャイナレイク」の制式名称がEX-41である、という誤解が生じたものと思われる。実際には両者は異なる時代に属する装備である。


基本データ編集

全長914mm
重量9.98kg
装弾数内装式チューブ・マガジンに4発

関連タグ編集

グレネードランチャー アメリカ軍 冷戦 チャイナレイク

関連記事

親記事

グレネードランチャー ぐれねーどらんちゃー

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 1464

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました