概要
スウェーデンのデベロッパーKillmonday Gamesが開発し2015年8月に発表したインディーゲーム。PC用3種(Windows、Mac、Linux)、さらにスマートフォン用2種(Android、iOS)、PS Vita用がある。対応言語は英語、ドイツ語、スペイン語、ロシア語で、日本語は含まれていない(そのためゲームタイトルやゲーム中の名詞の公式な日本語表記が無い。この記事でのカナ表記は全て仮のもので、後ろに本来の表記を併記する)。
ゲームのジャンルは行動の対象物や行きたい場所をクリックする事で行動するポイント&クリック式と呼ばれるタイプのアドベンチャーゲーム。画面は暗く不気味な雰囲気で、バラバラの死体など猟奇的な表現も多い。
物語の主人公は、両親を失い今はオズワルド・アサイラム(Oswald Asylum)という精神病院にいるまだ10歳の少女フラン・ボウ・ダゲンハート(Fran Bow Dagenhart)。精神の安定のためにと担当医であるドクター・ディアン(Dr. Deern)からピルを処方されているが、服用するとなぜかかえって異常な状態におちいってしまう。
このピルの服用がゲームの大きな特徴で、薬の効果中、フランの目にはこの世のものとは思えない非現実的な光景が映る。そしてこの現実的世界と非現実的世界の切り替えがゲームを進行させる上で必要不可欠になっている。
冒頭部分のあらすじ
両親、そして両親から贈られた真夜中の暗闇のように真っ黒な猫ミスター・ミッドナイト(Mr. Midnight)と幸せに暮らしていた少女フラン。だがそんな幸せは唐突に終わってしまう。
とある月曜日の夜、叫び声を耳にした気がして両親の部屋に向かったフランが目にしたのは、血塗れの部屋の中にナイフとバラバラにされた両親の死体が転がる光景だった。あまりの事に靴もはかずにミスター・ミッドナイトと家を飛び出したフランだったが、やがて森の中で意識を失ってしまう。
そんなフランを何者かが抱き上げた。
気がつくとフランは精神病院にいた。病院ではドクターやナースが面倒を見てはくれるが、ここへ運び込まれたのは自分だけらしく大切な親友ミスター・ミッドナイトの姿はない。
ミスター・ミッドナイトを探したい、それに今となっては唯一の親族となったおばのグレース(Aunt Grace)にも会いたい。だから今すぐにだって退院したいくらいなのに病院の誰もそれを許可してくれない。仕方がないのでフランは自力でこの精神病院を脱出する事にした。
その決断がやがて自分を両親の事件の真相に辿り着かせる事など、フランは全く気づいていなかった。
関連イラスト
関連動画(※グロ注意)
関連タグ
外部リンク
- Fran Bow - 公式サイト
以下はDLページ。無料体験版は病院を脱出するところまでをプレイできる。
- Win/Mac/Linux版
- Windows版
- Android版
- iOS版
- PS Vita版
- Chapter 1、Chapter 2:全て製品版