概要
アクティブゲーミングメディアから発売されたホラーゲーム。ヌードメーカー開発。
2016年3月29日にSteamとPLAYISMで配信開始した。
ポイント&クリックで画面内のオブジェをクリックする事でアイテムを拾ったり、移動したりするシステム。
河野一二三氏が「クロックタワー」シリーズの精神的続編として手掛けたホラーゲーム。
プレイヤーは巨大なハサミを持った殺人鬼“シザーウォーカー”から逃れるべく、豪華客船の中を探索していく。
ゲームは全部で3つのチャプターで構成され、チャプターごとにそれぞれ異なる主人公を操作しながら、物語の全貌を解明し、船からの脱出を図るというのがゲームの大まかな流れとなっている。
クロックタワーシリーズ同様、主人公側は武器などを持っていないため、シザーウォーカーに見つかったら隠れてやり過ごすか、身近にあるものを利用して一時的に撃退するしかない。
ストーリー
カリブ沖を航海中の豪華客船オシアネス号。
西暦2016年8月18日の夜、船内ではちょっとしたカクテルパーティーが催され、そこに集う人々の和やかな空気の裏で、シザーウォーカーの魔の手が静かに忍び寄ろうとしていた。
一息入れようと会場から抜け出したモニカの前に次々と現れる不気味な人々。
そして、血に染まった惨劇の中で現れる巨大なハサミを持った殺人鬼。
それは一体何者なのか、なぜ自分が襲われなければならないのか、何もわからぬまま彼女の命を懸けた逃走が始まる。
少し時は遡り――
常に不思議な少女につきまとわれているルーニーは、パーティ会場でジェロームと出会っていた。精神の痛みを共有する者同士、心を許しあう二人。
だがその二人の周囲にも不吉な予兆が姿を見せ始めていた。ジェロームの部屋で起こる、幻覚とも現実とも思えぬ奇怪な現象。
さらに、彼らを見つめる不気味な仮面をつけた者達も暗躍していた。
『辺獄(LIMBO)は常に現世と重なり合い存在している。ゆえに生者は常に畏れと隣り合わせに生を*紡いでいかねばならぬのだ――』
登場人物
主人公
モニカ・フローレス
CV:名塚佳織 / ハンナ・グレース
レナードの講義を専攻する学生。アメリカ人女性、21歳。
社交的で友人は多いが、親友と呼べる者は少ない。
かなりの気分屋でミーハーであり、ルーニーとは対照的な性格のためか仲が悪い。
貧困層の出身であり、七人兄弟の長女。大学には清掃やウェイトレスのバイトを掛け持ちして通っている。
いつかセレブな男性と恋に落ちることを夢見ており、今回のクルーズでその目的を達成したいと思っている。
レナード・コスグローブ
CV:小山力也 / ジャック・マルジ
文化人類学の学者。イギリス人男性、55歳。
ヒロイン達の引率者。
文化人類学の観点からオカルト方面にも興味を持つが、現場主義かつロジカルな思考を持つ。しかしその本心はロマンチストなオカルト愛好家であり、いつか超常現象に出会いたいと思っている。
ルーニー・シンプソン
CV:松井恵理子 / ジェニー・シマ
レナードの講義を専攻する学生。アメリカ人女性、22歳。
あまり社交的ではなく、生真面目で派手なことは苦手。
ある事件をきっかけに希死念慮にとりつかれ、生きる意欲を失っている。
学業成績は比較的優秀。学友からは「陰気」「生気が無い子」などと陰口を叩かれており、周囲からは浮いた存在。
幼いころに両親が離婚、双方が引き取りを拒否したために遠縁にあたるレナードの元で暮らしている。
その他の人物
ジェローム(CV:水野駿太郎)- 世界的に有名な指揮者。ルーニーに興味を持つ。断続的な記憶の混濁に悩まされている。
ヴィゴ(CV:柴田秀勝)- 片目が義眼の船のオーナー。
コニー(CV:清水愛)- ルーニーに恨みを持つ少女の幽霊。
ケリー(CV:小泉喬生)- モニカたちと同じレナードの学生。サバサバとした性格。モニカ同様、ルーニーを馬鹿にしているが、ある程度は友好的。
ジェシカ(CV:伊藤あすか)- レナードの学生。
マリア(CV:清水じゅん)- 助教授。レナードに惚れている。ルーニーには表向きには親切だが、裏では彼女の陰口を言っている。
フロントマン(エリック)(CV:宮野真守)- 謎が多いフロントマンで、モニカからは不審がられている。
ハリー、本部(CV:岩﨑洋介)
アンジー、人形(CV:舞原ゆめ)
太ったクルー(CV:入倉敬介)
ニュースキャスター(CV:市橋尚史)
コービー、救助隊員(CV:小倉直寛)
老女(CV:栗栖パトラ)