概要
『マイナス』の言葉通り『GANTZ』1巻より前の物語を描いている作品。
漫画本編が3ヶ月の休載の間、『週刊ヤングジャンプ』にて連載された。全8話。
本作オリジナルの主人公(橿原大樹)を軸とした、第1話の地下鉄事故以前の物語であり、和泉と西の過去も描かれている。主人公の性格は読者が感情移入しやすい平均に近いタイプである。
あらすじ
玄野が地下鉄事故に遭う以前…。目立たずに生きてきた高校生・大樹は死んだ。だがそれは人生の終わりではなく、負の連鎖の始まり。歴戦の美少女・明里とともに大樹は壮絶なガンツミッションへと身を投じる。その中にはあの西丈一郎や和泉紫音の姿も…。本編第1話へと至るミッシングリンク―その死闘と悪夢の記録を気鋭の小説家と画師が描く。過去に葬られた謎がついに明かされる衝撃のノベライズ。
この小説で西の死因や和泉が解放を望んだ理由があきらかとなる。
また、本編で匂わせていたホストざむらいと和泉の邂逅も描かれている。
主要人物
橿原大樹(かしばら おおき)
あだ名:「おおきくん」「にげごし」
元サッカー部の平凡な高校生。ミッションではウエストポーチと自作のワイヤーの仕掛けを持参し戦う。
神功明里(じんぐう あかり)
あだ名:「あかりちん」
陸上部の高校生で橿原と同じ学校に通う。古参メンバー。恋人を再生する為に戦っている。
汐原懐里(しおばら かいり)
明里の戦友であり恋人。故人。
著者
原案は『GANTZ』作者の奥浩哉。
著者は日下部匡俊。主にゲームや漫画のノベライズを担当することが多い作家で、本作以外にも『NARUTO』・『ゼノギアス』・『ゼーガペイン』・『JIN−仁−』などのノベライズを手掛けている。また、映画版の『GANTZ』のノベライズも日下部氏である。
イラスト、星人デザインはコザキユースケ。