概要
『ジャイアントロボ』においてBF団が製造した海戦用ロボットで、GRシリーズの一体とされており、三日月型のツノを持つ点が共通している。
また、マジンガーZなどに代表されるような、ロケットパンチを放つロボットの元祖である。
活躍
特撮版
『ジャイアントロボ(特撮)』第16話から登場。BF団の科学者ドクター・スネークが操る。武器は強力プレス手(先述したロケットパンチ)に加え、頭部の角をブーメランのように飛ばす技を見せた。
ユニコーン機関(漫画版における国連特別捜査機構)のレーダー監視所を襲撃しこれを占拠。
最終的に市街地でジャイアントロボと戦うも撃破された。
第19話には新しく建造された2号機が登場し、アンドロメダ宇宙人メトロスリーが操っている。
性能は1号機と変わらないが、アンサーバックが異なっており、新たに頭部を飛ばす攻撃をするようになった。
スタジアムにてジャイアントロボと激闘を繰り広げるが、頭部と片腕を破壊されメガトンパンチで上半身が吹き飛ばされ敗北。
原作漫画版
GRトリオの中で海戦最強という設定で、特撮版とは異なり頭の角部分が左右非対称の伊達政宗の兜のような形状になっている。
GR1を鹵獲した国連特別捜査機構の船舶を襲撃し、護衛艦2隻を強力プレス手で撃沈。GR1を奪還しようとするも逆にレーダーでBF団の遠隔操作機を探知されて集中攻撃を食らってしまい、やむなく撤退。
日本でGR3がGR1に破壊されると、空から落下してグロッキー(?)になったGR1を奪取せんと嗾けられるも、強力プレス手の威力が高すぎて岩盤にめり込んでしまい、GR1のレーザー光線で両腕を失った挙句に灼熱光線を浴びせられ逃走。体表が灼熱化した状態で海に落ちたため、熱疲労を起こして爆発四散した。
OVA版
OVA版ジャイアントロボ『地球が静止する日』では、本編の回想シーンに登場。原作漫画版をマッシブにしたようなデザインが特徴。
草間大作の手に渡ったジャイアントロボを破壊するために、十傑集・眩惑のセルバンテスがGR2を操り、海で一対一の戦闘を繰り広げた。最期は、ジャイアントロボのキャノン砲をもろに喰らってしまい、跡形も無く消滅した。
GR版
テレビアニメ『GR-GIANTROBO-』では、機動兵器GRの一体として登場。過去作のGR2を踏襲しつつも肩幅の広い形状にアレンジされている。
頭部の三日月型の角のグラビトン・エッジ・カッターを発射しての攻撃や両目を見開き、開いた口のマスクから発射するレーザー砲、原典の強力プレス手にあたるサイ・コントロールという超能力を使って遠隔操作する反物質フィールド・ロケットパンチ、腕に仕込まれている反物質フィールド・ロケットパンチ・カッターという巨大なナイフが武器。水中では胴体を変形し航行する。