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概要

STARWARSエピソード5「帝国の逆襲」終盤、悪役ダース・ベイダーが主人公のルーク・スカイウォーカーとのライトセイバーの斬り合いでルークの片腕を斬り飛ばして追い詰め、我が弟子となれと迫った際に発した台詞。


「もはや逃げられん。お前を殺したくない。ルーク、お前は自らの価値に気づいておらん。お前は自分の力に目覚めたばかりだ!私の元に来い!私がお前を訓練してやる。我らの力が一つになれば、無益な戦いに終止符を打ち、銀河に秩序をもたらすことができる!」


「誰が行くものか!」


「お前に暗黒のパワーのすばらしさを教えてやる!オビ=ワンから父親の事は聞いておらぬだろう?ルーク」


「話は聞いてるさ…!『お前が父を殺した』と!」


「違う……私がお前の父親だ!」


「……嘘だ、嘘だ……そんなの嘘だ……!そんなことあるもんか!」


「心を読んでみよ。本当だとわかるはずだ」


「うそだああああああああ!!!嘘だぁ…!!!」


解説

それまで父親の仇で倒すべき敵だった巨悪であるダース・ベイダーが実は自分の父親だったという大どんでん返しとなったこの台詞は、スター・ウォーズシリーズの一大転換点となっている。

エピソード1から9まで順番に見られる現在とは異なり、エピソード4と5しか存在していなかった1980年の公開当時ではダース・ベイダーの正体がルークの父・アナキン・スカイウォーカーという事前情報が一切得られないため、その衝撃は想像しがたい。また、現代でこそ倒すべき仇敵が主人公の実の父親であったというストーリーはよくあるものになったが、エピソード5公開当時は非常に斬新で、世界中に衝撃を与えたと言われている。あまりの衝撃に映画館で悲鳴が起こったり、立ち上がれなくなった者もいた程


ちなみに、この場面の撮影時、関係者からストーリー展開がネタバレされるのを防ぐために、ほとんどのスタッフ・俳優に渡された台本にはダース・ベイダーの台詞として「No, Obi-Wan killed your father.(違う。オビ=ワンがお前の父親を殺したのだ)」と書かれていた。撮影現場全体がこの偽の台詞を基に撮影・演技をしており、アフレコの際にこの台詞に差し替えられたのである。ダース・ベイダーの演者がスーツアクターと声担当が分かれていたからこそできた芸当である。


本物の台詞が「No, I am your father.(違う。私がお前の父親だ)」だと知っていたのは、ジョージ・ルーカス(製作総指揮)、アービン・カーシュナー(監督)、マーク・ハミル(ルーク・スカイウォーカー役)、ジェームズ・アール・ジョーンズ(ベイダーの声)のみだった。ハミルはルーカスとカーシュナーから「これからデヴィッド(ベイダーのスーツアクターであるデヴィッド・プラウズ)が台本とは違う台詞を喋るけど、気にしないで演技を続けてくれ」と言われており、撮影現場にいた役者の中で彼のみが本物の台詞を基に演技をしていた。


完成した本編を試写会で観て初めて本物の台詞を知ったその他の演者は非常に驚いたそうである。プラウズもその一人であり、この場面を観た時に椅子から転げ落ちるほどのショックを受け、「本当の台詞を知っていたら別の演技をしたのに」と激怒した。


2015年には『I AM YOUR FATHER』のタイトルでプラウズとスター・ウォーズとの関係を焦点に当てたドキュメンタリー映画がスペインで制作されている。

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