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概要編集

トイ・ストーリーの2作目で、初代から4年後の1999年という設定。

元々は『トイ・ストーリー』のアフターストーリーとして制作されOVAとして販売する予定だったが、

制作段階でのクオリティの高さからディズニー側が劇場公開することを決めた。

だがピクサー側は劇場公開するにまだクオリティが低いと判断し、急遽本編の作り直しを決めた。

しかし残された製作時間はたったの9ヶ月、本来ピクサーでは3、4年かけて一本映画を作るため、

かなりギリギリの状況で製作され、徹夜で作業をするスタッフに幻覚が見えてしまったり(実話)、 誰かが本編の映像データを丸々消してしまったり(実話) などの

トラブルが絶えなかったが、無事完成し、前作以上の評価を得た。


時系列的には上記の通り前作のその後を描いた話で、前作は自宅での日常シーンが主だったが、今回はオモチャ屋や空港など外での活躍が多くなった。


バズが一作目のウッディの活躍を語るシーンの背景に地球が映るシーンがあるが、アメリカ国内版に限り地球ではなく星条旗になっている。

当初は国外版でも星条旗になる予定だったが、アメリカ賛美すぎるとして地球に変更された。


あらすじ編集

前作の後、固い友情を誓い合ったウッディバズは他のおもちゃ達と共にアンディと仲良く遊んでいた。そんなある日、アンディが遊んでいる最中にウッディの右肩の糸がほつれて綿がはみ出してしまう。カウボーイ・キャンプにウッディを連れて行こうとしていたアンディは落胆し、ひとりでキャンプに出かけるが、ウッディは楽しみにしていただけに連れていってもらえなかったことを深く落ち込む。

そんな矢先にガレージセールで不要品を売る事になり、アンディの部屋からは長らく棚の上に忘れられ、その上ホコリを被ってしまい鳴けなくなっていたペンギン人形のウィージーが売りに出される事に。

売りに出されたウィージーを心配する中、ウッディはほつれた体をおしてアンディの愛犬「バスター」を駆り、ウィージーを救出する作戦を決行する。だが入れ違いにウッディがガレージセールの列に取り残されてしまった。おまけにたまたまガレージセールを見に来ていたおもちゃマニアで玩具量販店「アルのトイ・バーン」経営者のアルに見つけられ、ウッディを譲ってほしいとママに交渉するが、ママはそれがアンディのおもちゃだと気付き、売るのを拒否した。しかし、アルは隙を突き、ウッディを強奪してしまう。このままではウッディが日本のおもちゃ博物館に売り飛ばされてしまう。バズをはじめとするアンディのおもちゃ達は、盗まれてしまったウッディを救出するべく行動を開始した。


一方、アルの自宅に連れてこられたウッディは驚く秘密を知る。彼は白黒テレビの時代には絶大な人気を誇りながら、スプートニク・ショックのあおりを受けて打ち切りとなったカウボーイ・ドタバタ人形劇『ウッディのラウンドアップ』の主役で、今では数少ないキャラクターグッズだった。

往年の人気番組だけあって、ランチボックスやレコード・ラジオといった様々な関連グッズが揃い、また同じ人形劇内に登場していた人形仲間であるお転婆カウガール人形のジェシーや、ちょっとそそっかしい金鉱掘りのプロスペクター、そしてウッディとジェシーの愛馬であるブルズアイとも出会ったウッディは、ただただ呆然と自分の「レアグッズ」としての価値を認識する。そしてウッディを加えた「ラウンドアップの仲間」は、近い内に日本のおもちゃ博物館に売却され、永久保存されるのだという。しかし、ウッディは持ち主がいるので行けないと断る。それを聞いたジェシーたちはウッディに「セットでないと倉庫に逆戻りにされてしまう」と話し、ウッディは戸惑ってしまう。博物館に行くか、アンディのところへ帰るか、決断を迫られたウッディは悩んだ末、助けに来たバズ達と共に帰るのを拒否して、博物館に行く事にする。途方に暮れたウッディがビデオを観ていると、そこには「君はともだち」を歌っている途中で子供に抱きしめられている自分の姿が。それを観たウッディは過ちに気付き、ジェシーとブルズアイを連れてアンディの元へ帰る事を決意する。しかし子供を嫌い、誰よりも博物館行きを望むプロスペクターだけはその誘いを断り、ウッディ達を妨害し始める。バズ達もエレベーターに乗ってウッディ達を追うが、そこには悪の帝王・ザーグが、バズを倒す為に待ち構えていた。

アンディの大切なおもちゃであるウッディを強奪して、日本の博物館に売り飛ばし、金持ちになろうとするアル。永遠の命を手に入れるという己の欲望を満たす為、ウッディの意見も全く聞き入れずに、彼の邪魔をするプロスペクター。ウッディ達を救出に向かうバズ達を足止めして襲うザーグ。果たしてウッディ達は3人のヴィランズの魔の手から逃れ、無事に博物館行きを阻止し、アンディの家へ帰る事は出来るのか!?


登場玩具編集

(NEW)は2から初登場

他の玩具の詳細は『トイ・ストーリー』を参照されたし。


ウッディに並ぶアンディのお気に入りの玩具。今作では前作と違い、自身がおもちゃであることを自覚している。そのためヘルメットも外している。

相棒であるウッディが盗まれた為、命がけで彼を助ける事になる。

活躍シーンが前作以上に増えたり、ウッディが日本の博物館に行くから帰らないと言った時は本気で叱る等今作は彼が主人公に近い役回りをする事が多くなった。

NGシーンで一番の被害者でウッディによくイタズラ(主にヘルメットに)されている。


アンディのお気に入りの玩具。腕が取れたり、危険を冒して仲間を助けたが、自分がプレミア価値な玩具だと知っているアルに盗まれる等悲惨な目に遭っている。

腕が取れてしまい、アンディに壊れたから捨てられるのではと不安に思っている。

物語中盤の彼が修理されるシーンは多分みんなが好きなとこ。


ウッディ主演の人形劇に登場するカウガールのお人形。

普段は明るく優しいが、かつて持ち主であるエミリーに捨てられた過去を持ち、結構やさぐれている。

長い間倉庫に居たらしく、ダンボールに入れられることに恐怖心を覚えることも。

ちなみに没設定だがエミリーはジェシーを捨てた後に交通事故で亡くなったという話がある。


馬の玩具でウッディ主演の人形劇ではウッディの愛馬。馬なのでしゃべれない。犬や豚や恐竜はしゃべれるのにと突っ込んではいけない。

初対面のウッディにかなりなついており、ウッディがアンディの家に帰ろうとした時は彼が一番寂しがっていた。離陸時の飛行機に追い付けるぐらいの脚力を持つ。


今作のヴィランその1。白髭の老人の玩具。普段は箱詰め状態だが、実は自分で外に出られる。

ワゴンセールに売られても誰も買ってくれない悲しい過去の持ち主。故に誰よりも博物館行きを望んでおり、己の野望を貫く為には周囲の意見を尊重せずにどんな手段も厭わない冷酷な性格で、子供を嫌っている。持ち主がいるウッディや自分達の人気を奪ったバズ・ライトイヤーを憎み、様々な妨害をする。

最終的に彼も持ち主に巡り会えたのだが…

NGシーンではバービーのヒロイン役を約束していた。


  • ニューベルト付きバズ・ライトイヤー(偽物)(NEW)

アルの玩具屋に居たニューアクションベルト付きのバズ。媒体によってはニュー・バズと呼ばれることも。

初期設定のままなので、前作のバズと同じような性格。その言動にアンディのバズ自身も

「私もこんな調子だったのか…」

と呆れていた。アンディのバズを規則違反として空箱に閉じ込めた後、アンディのバズに成り代わってウッディ達を混乱させるが、空箱から抜け出したアンディのバズに事情を説明され、ウッディ達に謝罪。その後はウッディ達の仲間として、彼らの邪魔をするザーグと交戦する。

こちらもCVは所ジョージ。


今作のヴィランその2。バズ主演アニメのボスキャラ。

上記のバズと戦うために、エレベーターの天井でアンディのおもちゃ達を追い詰めるが、レックスの尻尾で叩き落とされる。実はバズの父親。

最後は改心したのか、なぜかもう一人のバズと楽しくキャッチボールをしていた。

映画では割と平和的なラストを迎えているが、小説版では落下時に死亡しバズに埋葬されるというかなり衝撃的な結末である。


アルのオモチャ屋でダンスや水泳などをして遊んでいたお人形。


  • ツアーガイドバービー(NEW)

アルの玩具屋を案内する。いつも笑顔の彼女はエンディング終了後作り笑いと判明する。


前作で名前だけ登場したミスターポテトヘッドの奥さん。心配性。

愛称は“スイートポテトちゃん”。


ペンギンの人形。声が自慢らしいが、壊れたまま棚の上に放置されていた。

バザーに売られてしまいそうになるがウッディに助けられる。

後に修理され、その美声で物語のトリを(ペンギンだけに)飾った。


海外のスーパーファミコン。劇中ではレックスやハムがバズのゲームをプレイしていた。スーファミとは思えない程映像が綺麗。


羊飼いの玩具で、ウッディの恋人。

ウッディが盗まれた時は「何故ウッディを盗むのか」と悲しんでいた。


2体の格闘ロボット。両方とも仲が悪く、ウッディの行方についてスリンキーが話しかけたのは自分だと対決し決着をつける。


  • ウディのラウンドアップアナウンサー(NEW)

カウボーイ・ドタバタ人形劇『ウッディのラウンドアップ』の主役で、今では数少ないキャラクターグッズを紹介するテレビアナウンサー。


奥さんであるミセス・ポテトヘッドと暮らして以降は髭を取った状態で暮らしている。ウッディ不在シーンが多いため、数少ないツッコミ役。

アンディの遊びでは手足が取れる事を利用して殺人猿にバラバラにされた惨殺死体という衝撃的な役回りをさせられていた


バズのゲームに夢中になっており、アルの玩具屋で攻略本を発見し、ザーグを倒す方法を見つける。ハムにニセゴジラと言われたり、走って玩具車を追いかけるシーンなど何気にネタが多い。


慣れない長距離の歩行でよくお金を落としていた。

アンディの遊びでは悪役Dr.ポーク・チョップという新しい役回りを初披露した。

お金を入れるところを見られるのは恥ずかしいらしい。


NGシーンで後ろ部分の方も、自我がある事が発覚した。ウッディがヤードセールの箱に入った時は「アンタはもっと高いぜ」と言っていたので、彼の価値を知っていたのかも知れない。


ピザプラネットの車にいたぬいぐるみ三人組。ミスター・ポテトヘッドに助けられ、命の恩人と慕う。その後はポテトヘッド夫婦の養子にされた。

イノチノオンジン、カンシャエイエンニ


前作バグズ・ライフからのゲスト出演。NGシーン集のみ。

道中でバズにはたき落とされた虫が彼らであるらしい。


■登場人物

前作と変わらず玩具大好き少年。

ウッディとキャンプに行く事を楽しみにしてたが、遊びの最中にウッディの腕が取れてしまい、ショックを受けて置いていくことにする。


ジェシーの元々の持ち主。まだ彼女が幼い時はいつも一緒に遊んでもらっていた。しかし、成長と共にいつの間にか忘れていた。気がついた時にはもう要らなくなり、ヤードセールに出した。


名前は一切登場しない。おもちゃに化粧の落書きするのが趣味で、悪事をしていたプロスペクターが空港でウッディ達によって自分のリュックに放り込まれ帰ったらお化粧すると喜んでいた。


今作のヴィランその3。アルのトイ・バーンという玩具屋を経営する眼鏡のオヤジで金の亡者。

自身もニワトリの着ぐるみを着て店のCMに出演している。

博物館に売って、金持ちになるために探していたウッディを強奪する。


前作のラストシーンでアンディにプレゼントされた子犬。

玩具たちの強力なライバルになるどころかウッディにとても懐いており、芸を披露したり、彼がどこに隠れていようともすぐに見つけ出す事が出来る。

一方でアンディにはあまり興味がない様子。


ピクサーの短編アニメ「ゲーリーじいさんのチェス」に登場していたおじいさん。名前は不明。

様々な修理道具を持っており、まるで人間の患者のように玩具を修理する。そのため修理のことを「オペ」と呼んだりしている。

芸術家肌の凄腕の修理屋で、腕の壊れたウッディを新品同様に直してみせた。


  • ミスターコニシ(NEW)

「小西おもちゃ博物館」のオーナー。アルがウディ達のおもちゃセットを博物館に高値で取引契約をしている日本人。


  • エアライン・レップ(NEW)

アメリカ〜日本、海外に荷物を送り届けるパイロット。


  • 手荷物ハンドラー(NEW)

従業員に中に割れ物を雑に扱ったり、少々急いでいる為、乱暴な配達員もいる。



■作中で登場した作品

ウッディ主演の人形劇。放送当時かなり人気があったらしく、関連グッズもたくさんあったらしい。

アルはこのコレクションを日本の博物館に売るため、色々と集めていた。

宇宙ブームが到来したために、話が未完結で打ち切りになってしまった。しかもかなり良いところで。

そのため、プロスペクターはバズの事を『宇宙野郎』と罵って嫌っている。


設定上では存在するバズ主演のアニメ。実際に『トイ・ストーリー2』公開後にスピンオフアニメとして放送された。ただしバズの声が稲葉実氏に変わっている。









その他編集

エンディングNG集を観れる。


関連タグ編集

トイストーリー

前作:トイ・ストーリー

次回作:トイ・ストーリー3

ゼブラーマン2004年に日本で公開されたアクション映画で、此方の劇中劇は不人気で短期間で打ち切りとなったが、続編映画では演者を変え、無事に完結した。

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