「命の恩人、感謝永遠に」
「彼えらばれた、彼そとへ行く」
「かーみーさーまー」
概要
リトルグリーンメンとは、製作:ピクサー、配給:ディズニーのCGアニメーション映画『トイ・ストーリー』シリーズに登場するキャラクター。
作中に登場するピザショップ「ピザ・プラネット」の店内に設置してあるUFOキャッチャーの中に大量に入れられている、ビニール製の宇宙人の人形。リトルグリーンメンは複数形なので、キャラクター名はリトルグリーンマンでも良さそうなものだが、大抵の場合大勢で登場するので、「メン」の方が呼び名として普及している。単にエイリアンと呼ばれることもある。
外見は、緑色の肌に大きな三つ目、とがった耳に頭頂部に1本の触角を備えている。手の指は3本。青色を基調とした宇宙服を着ており、胸には環のついた丸い星のマークが描かれている。よく見ると胸の星はサラミとマッシュルームの乗ったピザになっている。恐らくはピザ・プラネットの販促キャラクターなのだろう。
純粋すぎるほど純粋な性格をしており、何かを盲目的に信じやすい傾向にある。
主な登場
『1』ではずっとUFOキャッチャーの中にいるため外界の事情に疎く、クレーンアームを「自分たちの中から選ばれし者を外界に連れ出してくれる『神様』」だと思い込んでいる。選ばれた個体が「ここより良い場所へ行く」と幸せそうに語りながら連れていかれる様はちょっと怖い。しかもよりにもよって選んだ人間は本作のヴィランズにあたるシド・フィリップスであり、その先は良い世界どころか真逆の地獄である。またこの個体は早速家に着くなりスカッドの餌食になってしまった。終盤ではウッディの作戦の下でシドへの復讐に協力していた。
『2』では、ピザ・プラネットの宅配バンのバックミラーに3人セットでぶら下がっていた(バズは彼らによって散々な目に遭ったのを思い出したのか「おいまたか…」と呆れていた)。カーブの際に危うく落ちそうになったところをミスター・ポテトヘッドに助けられたことで、「命の恩人、感謝永遠に」と彼に懐き、勝手についてきた挙句、アンディの家のおもちゃコレクションの中に加わってしまった(更にミセス・ポテトヘッドが「私達の養子にしましょう」とまで言い出したことで、ミスター・ポテトヘッドは「パパ」と呼ばれる事態に)。
『3』では『2』の個体が引き続き登場。ゴミ焼却場で焼かれそうになったウッディ達を、『1』とは逆に自分たちがクレーンを操作して、見事に救い出す活躍を見せた。これには普段は彼らを邪険にしがちなポテトヘッドもいつもとは逆に「おう、命の恩人感謝永遠にってな」と素直に感謝していた。
『4』では目立った出番はなかった。
備考
ちなみに『2』のNGシーンでは、本編とは打って変わって俗っぽい面を見せており、売れっ子になったことで舞い込んできた仕事の話ではしゃいでいる。
スピンオフアニメ『スペース・レンジャーバズライトイヤー帝王ザーグを倒せ!』にもバズの立ち寄る惑星の住人として登場しており、どうやらバズとは版権的には同じ作品・世界観のキャラクターである様子。
脇役ながら、とぼけた憎めないキャラクターと、ユーモラスな外見から人気があり、ディズニーランドなどで現在も数多くのグッズが販売されている。
ゲームでは『キングダムハーツ3』、『ディズニーランドアドベンチャーズ』、『ツムツム』に登場する