KS-23は、ソビエト連邦で開発されたポンプアクション式の散弾銃である。
正式名称は「特殊作戦用口径23mmカービン(Карабин Специальный 23мм)」。開発はЦНИИТОЧМАШ。
銃身はZU-23などの23mm口径の対空機関砲の銃身のうち、所定の基準を満たさなかったものを再利用している。
このため、銃身にはライフリングが掘られており、「カービン」の由来もここから来ているものと思われる。
性能面では西側で一般的な12番(口径18.1mm)と比較すると、口径・威力ともに一回り上回る。
最大射程は催涙弾を使用した場合で150m。
治安機関向けのため、致死性、非致死性、問わず様々な弾薬が造られている。