La-5の後継機
ラボーチキンLa-5の1944年型として改良が施されたものがLa-7と新たにナンバリングされ、生産が始まった。
1944年5月に量産を開始し、11月までにLa-5の生産ラインは完全にLa-7に切替わった。第二次世界大戦の終了までに5,735機が製造された。
La-5はカウル周り以外全木製だったが、La-7では主翼が全金属製となって軽量化され、オイルクーラーのインテークが機首下面から胴体中央後方に移動され、空力的な洗練が図られた。
発動機はLa-5FNと同じシュベツォフ ASh-82FNで、機首にShVAK20mm機関砲2門(もしくはベレジンB-20 20mm機関砲3門)を搭載。
性能諸元
全長 | 8.67m |
翼幅 | 9.80m |
空虚重量 | 2,605kg |
エンジン | シュベツォフASh-82FN 空冷2重星型14気筒×1 |
最大出力 | 1,850馬力 |
最高速度 | 680km/h |
航続距離 | 635km |
実用上昇限度 | 10,450m |
上昇率 | 1,111m/min |
乗員 | 1 |
固定武装 | ShVAK 20mm機関砲×2 |
爆装 | 爆弾200kg |