概要
ロシア連邦の航空宇宙企業、「С.А.ラボーチキン記念科学製造合同」のこと。
宇宙ロケット、衛星・惑星探査機、人工衛星などの開発・製造、ミサイルなどの軍事製品の開発を行う企業である。
沿革
1937年、ソビエト連邦でセミョーン・アレクセイエヴィチ・ラボーチキン(Семен Алексеевич Лавочкин)、ウラジミール・ペトロヴィチ・ゴルブーノフ(Владимир Петрович Горбунов)、ミハイル・イワノヴィチ・グドコフ(Михаил Иванович Гудков)により第301設計局(ОКБ-301)が設立され、3人の姓から製品に接頭辞LaGG(ЛаГГ)が冠せられた。
設立時の主任はゴルブーノフ。
1939年、LaGG-1を設計した後、グドコフが独立した。
1940年、LaGG-3を設計した後、ゴルブーノフが独立した。
ラボーチキンだけが残ったため、1942年に設計したLaGG-5は同年9月より彼の姓からLa-5となり、1945年10月、正式に第301設計局の主任に昇格した。
戦後の一時期に第1世代ジェット戦闘機を試作した後、ミサイル開発がメインとなった。
1960年のラボーチキン没後に組織が再編され、チェロメイ設計局(ОКБ-52)の下部組織となり、1962年よりラボーチキン設計局と呼ばれるようになった。
以降、ルノホート計画、ベネラ計画、ベガ計画、ルナグローブ計画など、ソ連・ロシアにおける様々な宇宙探査に関わっている。