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概要編集

M1戦闘車は、アメリカ陸軍の早急な機械化を望んだダグラス・マッカーサーの要求により、アメリカ陸軍の騎兵科用戦車として、イリノイ州のロック・アイランド造兵廠にて1933年に開発が開始された。


国家防衛法により、『戦車』は歩兵科の管轄とされたので、騎兵科用に『戦闘車』(Combat Car)という分類が設けられた。実質的には戦車である。


1940年には戦車と戦闘車の区分がなくなったため、M1A2軽戦車に改称された。


バリエーション編集


T5編集

原型試作車。双砲塔搭載。1934年試作。7.62 mm機関銃×4。


T5E1編集

原型試作車。砲塔非搭載。その代わりに、大型の固定戦闘室を持つ。1935年試作。


T5E2編集

原型試作車。単砲塔搭載。後に制式化されM1戦闘車となる。1936年試作。


T5E3編集

試作車。T5にギバーソン T-1020 ディーゼルエンジンを搭載した試験用車輌。


M1編集

最初の生産型でD型砲塔を搭載している。89輌完成。


M1E2編集

M1A1の原型試作車。1937年試作。


M1A1編集

D型砲塔の替わりに新型の八角形砲塔に換装。ボギー間を伸ばして履帯の接地面積を拡大。1938年に17輌完成。


M1A1仕様改修型編集

ギバーソン T-1020 ディーゼルエンジンに換装。7輌完成。1937年製造。


M2編集

ギバーソン T-1020-4 ディーゼルエンジンに換装および後方誘導輪を地面に接地させて履帯の接地面積を拡大。その代わりボギー間は元に縮まる。34輌完成。


M1E3編集

ゴムパッドとワイヤーを用いたゴム製履帯の試作車。1939年にロックアイランド工廠にて試験される。ゴム製履帯は戦闘車の半数で使用される。


T3自走榴弾砲編集

M1A1の車台上に大型の天井付きの溶接製固定戦闘室を設け、M1A1 75mm榴弾砲を搭載した自走榴弾砲の試作車。


T7戦闘車編集

M1戦闘車の発展型試作車。懸架方式をクリスティー式に換装し、転輪を片側3個の大型ゴムタイヤに換装した装輪装軌併用式車輌。八角型砲塔搭載。


関連タグ編集

アメリカ軍

第二次世界大戦

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