概要
バイオハザードシリーズに登場したB.O.W.。別名が「ネメシス」もしくは「NE-α型」である。
アンブレラのヨーロッパ支部が開発した寄生生物であり、無数の触手が生えた異形の姿をしている。
B.O.W.の問題点であった制御の難しさを克服する目的で作られ、知能に特化しているためにNE-α自体は何の戦闘力も無いが、生物に寄生する事で独自の脳が形成されて宿主が高度な知能を得られるというメリットがある。
ただし、宿主が強靭な生命体でなければ同化の負担に耐えられずに死亡してしまうという欠点があり、その結果、宿主に適したタイラントをベースにしたネメシス-T型(通称追跡者)が誕生する事となった。
『バイオハザードRE:3』に登場したNE-α寄生体はネメシス-T型の体内で生成された寄生生物を植え付けたゾンビであり、NE-αそのものが寄生しているわけではない。
ネメシス・プロトタイプ
その名の通り、NE-αの試作品にあたる寄生生物。
ある実験体に使われたが、寄生どころか逆に宿主の肉体に取り込まれてしまった。
NE-βパラサイト
『バイオハザード オペレーション・ラクーンシティ』に登場したNE-αの派生種。
蜘蛛もしくはプレイグクローラーに似た外見のB.O.W.であり、こちらは単体で行動可能。
宿主に完全依存するNE-αと異なり、特殊な触手で宿主の延髄や神経に直接コネクトを行なう形でコントロールする事を可能にした汎用の寄生生物である。
後に複数体が量産型タイラントに寄生しパラサイトタイラントとなった。
備考
あくまでも推測の域を出ないものの、宿主を異形化させる寄生虫である事から、ヨーロッパ支部がプラーガを参考していた可能性もある。
事実、RE:3の海外向け開発者インタビューでは「NE-αはプラーガを参考に開発された」とRE:3独自の設定を発言している。
またRE:4に登場するルイス・セラは元アンブレラのヨーロッパ第6研究所(ネメシスの製造元)に所属していた研究員という設定が追加された所から、彼もネメシス計画に関わっていた可能性も高い。