概要
Microsoftのスケジュール管理ソフト「Schedule+」とメールソフト「Mail」を源流とし、1997年に発売された「Office97」から両者を統合したソフトとして登場している。
メール以外にも予定・連絡先・仕事・メモの管理機能を持ち、企業用途ではグループウェアやCRM(顧客管理)システムとの、個人用途ではスマートフォンとの、それぞれ連携が可能である。
またMacintosh用には2001年の「Office2001」以降に含まれていた「Entourage」というソフトが同じような機能を持っていたが、Exchangeクライアントとしての機能を欠いていたためOutlookも別途提供されていた。2010年に発売された「Office2011」からはWindows同様Outlookが同梱されるようになっている。
Outlook Express
WindowsXP以前やMacOSで利用できたメールソフト。名前こそ似ているが、こちらはInternet Explorer3に同梱されていた「Internet Mail&News」がルーツ。実行ファイル名にその名残がある。スケジュール管理などの機能はない。
Internet Explorer7以降は同梱されなくなり、WindowsVistaにはWindowsメールという同様のソフトが標準搭載されたが、Windows7ではメールソフトは標準搭載されていない。Windows8からは「メール」アプリ、Windows11からはOutlookのアプリがその代わりになっている。
競合ソフト・サービス
- Novell Evolution - オープンソースのソフトウェア。GNOME標準。Linux/UNIX系OS向け。
- Googleカレンダー/コンタクト/メモ・Gmail - GoogleのWebサービス。
- iCloud - Apple_Inc.のWebサービス。
- Mozilla Thunderbird - オープンソース。Windows、Mac、Linuxに対応する。
- システム手帳 - アナログ。
関連タグ・リンク
Excel・PowerPoint・Word・Access- MicrosoftOfficeファミリー